吉川英治文学新人賞

第39回受賞作品が2018年3月1日に決定しました!

受賞作品紹介

Ank: a mirroring ape

Ank: a mirroring ape

佐藤 究

出版社: 講談社
刊行日: 2017年8月刊

2026年、多数の死者を出した京都暴動(キョート・ライオット)。
ウィルス、病原菌、化学物質が原因ではない。そしてテロ攻撃の可能性もない。
人類が初めてまみえる災厄は、なぜ起こったのか。
発端はたった一頭の類人猿(エイプ)、東アフリカからきた「アンク(鏡)」という名のチンパンジーだった。

AI研究から転身した世界的天才ダニエル・キュイが創設した霊長類研究施設「京都ムーンウォッチャーズ・プロジェクト」、通称KMWP。
センター長を務める鈴木望にとって、霊長類研究とは、なぜ唯一人間だけが言語や意識を獲得できたのか、ひいては、どうやって我々が生まれたのかを知るためのものだった。
災厄を引き起こした「アンク」にその鍵をみた望は、最悪の状況下、たった一人渦中に身を投じる――。

江戸川乱歩賞『QJKJQ』で衝撃の”デビュー”を果たした著者による、戦慄の受賞第一作!
我々はどこから来て、どこへ行くのか――。人類史の驚異の旅(オデッセイ)へと誘う、世界レベルの超絶エンターテインメント!!

受賞者紹介

ダミー

佐藤 究

2004年に佐藤憲胤名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。2016年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。2018年『Ank:a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞を受賞。

NEWS

  • 2018.03.01第39回(2018年)受賞作品が決まりました。
  • 2018.01.30第39回(2018年)候補作品が決まりました。

賞規定

吉川英治文学新人賞の主旨と要項

公益財団法人吉川英治国民文化振興会は、日本の典型的な国民文学作家として、広く読者に親しまれ尊敬されてきた、故吉川英治の偉業を記念して設立されたもので、故人が生前ひそかに希い続けていた遺志をうけて、昭和42年以来「吉川英治文学賞」と「吉川英治文化賞」を設定してきました。この2賞に加えて、昭和55年より「吉川英治文学新人賞」、平成28年より「吉川英治文庫賞」を新たに設けました。

  • 対象作家毎年1月1日から12月31日までに、新聞、雑誌、単行本等に優秀な小説を発表した作家の中から、最も将来性のある新人作家に贈呈します。

    候補作家の選出に遺漏のないよう、作家、画家、批評家、および各出版社の編集長、新聞社学芸部長・文化部長、ラジオ・テレビ・映画関係者、一般文化人等数百名の方々に文章で推薦を依頼します。

    推薦された作家は、別に定める本会の実施委員によって整理のうえ、数名を審議対象として選考委員会に提出します。
  • 選考委員会選考委員会ならびに発表は3月上旬に行います。
    選考委員は合議によって受賞者を決定します。
  • 正賞 賞牌
    副賞 金100万円
    賞の贈呈式は4月11日に行います。

候補作品

  • 作品名
    作者名
    出版社
    発売日
  • 彼方の友へ
    伊吹有喜
    実業之日本社
    2017年11月刊
  • ゲームの王国(上・下)
    小川 哲
    早川書房
    2017年8月刊
  • 呉 勝浩
    講談社
    2017年1月刊
  • 佐藤 究
    講談社
    2017年8月刊
  • 火定
    澤田瞳子
    PHP研究所
    2017年11月刊

候補者紹介

  • 伊吹有喜 1991年に出版社に入社し、雑誌主催のイベント関連業務、雑誌編集部を経て、フリーランスのライターに。2008年、『風待ちのひと』(「夏の終わりのトラヴィアータ」より改題)でポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー。2010年刊行の『四十九日のレシピ』(ポプラ社)は2011年にNHKでドラマ化、2013年に映画化。2014年、『ミッドナイト・バス』(文藝春秋)が第27回山本周五郎賞ならびに第151回直木賞の候補に。2017年、『彼方の友へ』が第158回直木賞候補となる。他の著書に『なでし子物語』シリーズ(ポプラ社)、『BAR追分』シリーズ(角川春樹事務所)、『今はちょっと、ついてないだけ』(光文社)、『カンパニー』(新潮社)などがある。
  • 小川 哲 2015年に『ユートロニカのこちら側』で、第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。2018年、本作『ゲームの王国』(早川書房)で第38回日本SF大賞を受賞する。
  • 呉 勝浩 2015年、『道徳の時間』(講談社)で、第61回江戸川乱歩賞を受賞する。2作目の長編『ロスト』(講談社)が第19回大藪春彦賞の候補となる。本作『白い衝動』(講談社)で第20回大藪春彦賞を受賞する。他の著書に、『蜃気楼の犬』(講談社)、『ライオン・ブルー』(KADOKAWA)がある。
  • 佐藤 究 2004年に佐藤憲胤名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。2016年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。2018年『Ank:a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞を受賞。
  • 澤田瞳子 2010年、『狐鷹の天』(徳間書店)で小説家デビュー。2011年、同作で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。2012年、『満つる月の如し 仏師・定朝』(徳間書店)で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、2013年同作で第32回新田次郎文学賞受賞。2016年、『若冲』(文藝春秋)で第9回親鸞賞受賞。他の著書に、『腐れ梅』(集英社)、『秋萩の散る』(徳間書店)、『与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記』(光文社)、『夢も定かに』(中央公論新社)などがある。

選考委員

  • 伊集院 静伊集院 静
  • 大沢在昌大沢在昌
  • 恩田 陸恩田 陸
  • 京極夏彦京極夏彦
  • 重松 清重松 清

過去の受賞作品

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