キャラバンカー
訪問スケジュール
2018年8月
1号車 北海道
2号車 島根県
2018年9
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2号車 佐賀県

2018年10

1号車 茨城県
2号車

鹿児島県

2018年11月
1号車 栃木県
2号車 沖縄県

2018年12

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2号車 沖縄県
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本とあそぼう「全国訪問おはなし隊」  > 隊長日記(1号車)

隊長日記(1号車)

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月がわりで「隊長さん」が、訪問先での出来事をつづっていますヽ(^o^)丿
2018年8月 北海道編
渡邉 達夫隊長

 

猛暑の東京から北海道へ。私が担当したのは道北。爽やかな晴天に恵まれ、北海道らしさを満喫した4日間でした。8月4日(土)は羽田から飛行機で稚内へ、そこから宗谷本線で幌延までは1日3本しかない特急列車。自宅を出発してから12時間以上かかって目的地に到着しました。


8月5日(日)

午前に幌延町生涯学習センター、午後に問寒別生涯学習センターを訪問。どちらも4年前に訪問したことのある会場、懐かしかったです。晴天に恵まれた日曜日とあって、参加者がやや少なかったのが残念でしたが、短い北海道の夏、数少ない家族での行楽の機会だったのでしょう。


8月7日(火)午前 利尻町立沓形保育所

この日は今回のハイライト、利尻島へ向かいました。朝7時過ぎ、稚内港からフェリーで利尻島の鴛泊港へ。この時期のフェリーは観光客でいっぱいです。教育委員会の方たちも温かく迎えてくださいました。仙法志保育所の子どもたちも合流しておはなし隊の訪問を楽しんでくれました。2人のボランティアさんは、なんと札幌から来てくださいました。本当にありがたいことです。『しろくまのパンツ』や『ぴっけやまのおならくらべ』『ちびゴリラのちびちび』の大型絵本を使ってのおはなし会は、子どもたちの笑顔でいっぱいになりました。この時期、利尻島はウニのベストシーズン(先日訪問された天皇、皇后両陛下も召しあがったそうです)。お昼は、教育委員会の方たちがわざわざ電話で予約してくれた食堂で、旬のウニをいただきました。本当に美味しかったです。


8月7日(火)午後 利尻富士町立鴛泊小学校

参加予定だった鴛泊保育所の子どもたちですが、引率の先生が対応できなくなったため、参加が危ぶまれていました。でも、小学校の先生が迎えに行ってくれ、黄色い帽子をかぶった園児たちが来てくれた時は本当にうれしかったです。ボランティアさんは、午前中に引き続いての参加。『しろくまのパンツ』に続き、隊長は『くまさん どこ?』を読みました。みんなの「いたいた!」「あそこにいるよ!」などの声が会場に響き渡りました。そのあとボランティアさんが『にゃーご』『しりとりの だいすきなおうさま』の大型絵本を読みました。みんなで絵を見ながら声を合わせてのしりとり。楽しそうでした。離島の子どもたちにも本の楽しさを伝えられて、本当によかったと思いながら、利尻島を後にしました。


8月8日(水)午前 猿払村立鬼志別保育所

この日は6時前にホテルを出て猿払村へ。途中、日本最北端の宗谷岬を通過。幻想的な朝のオホーツク海の風景を見ながら海岸線をドライブです。到着した保育所はメルヘンチックな建物。それをバックにしたピンクのキャラバンカーが、とてもフォトジェニックです。学童の子どもたちも多数参加してくれましたので、1回予定のおはなし会を2回にしました。こちらではボランティアさんなしの、隊長ワンマンショーのおはなし会の予定でしたが、たまたま同行していた事務局のSさんが、急遽隊員として参加してくれました。小さい子どもたちの回ではスタートに『パンダ ともだちたいそう』を読んでくれました。子どもたちと一緒に号令をかけ盛り上がったところで、隊長の『つかまえた!』『ふってきました』と続き、2人で大型絵本『ぼくのくれよん』を読みました。みんなお行儀よくしっかり聞いてくれて、とてもいいおはなし会になりました。


8月8日(水)午後 豊富町立保育園

駐車場の横の木立が、ちょうどいい閲覧スペースとなりました。まさに「緑陰図書」。日陰は本当に爽やかです。こんな環境で本を読めることは本当に素晴らしいことだと思いました。

 


関東地方に迫る台風と、その影響による飛行機の欠航が頭をよぎりながらも、「正しい」北海道の夏と、素敵な子どもたちの笑顔、それを見守る優しい人々に接することができて、豊かな気持ちで帰途に就きました。



おすすめ今月の隊長おススメ!
ピカゴロウ
作/ひろただいさく ひろたみどり

まず、表紙のインパクトに圧倒されます。ピカゴロウの可愛い表情がなんとも魅力的です。雲の上から地上を覗いていた、カミナリの子どもが地上に落ちてしまいます。落ちたところは、ひなちゃんという女の子の部屋。ひなちゃんは、名前のない「カミナリさま」に「ピカゴロウ」という名前をつけてあげます。そうして2人は会話を通じて理解しあっていきます。ピカゴロウは、おうちに戻る雲を呼ぶため太鼓を鳴らします。でも、大きな雲はやってきません。かわりに、小さな雲がたくさんやってきて部屋はびしょびしょに。ピカゴロウはすっかり自信をなくして落ち込んでしまいます。そんなピカゴロウを優しく慰め勇気づけるひなちゃん。そして、なんとピカゴロウと同じようにパンツ一丁になって一緒にお風呂の桶をたたきます。「くもこい くもこい くもこい こーい!」。すると大きなカミナリの音と一緒に大きな雲が現れます。ピカゴロウは雲に乗って空へ帰っていきます。ひなちゃんとの思い出を胸に……。この本は、とにかく絵が綺麗です。特に、上から、下からと変化する構図の斬新さは秀逸です。また、2人のやり取りも優しさにあふれ、ほっこりした気持ちにさせてくれます。最後にエピローグがあっておはなしによりふくらみを持たせています。読み聞かせでは、擬音や「くもこい くもこい くもこい こーい!」などのセンテンスをリズムよく読むといいですよ。