賞・顕彰
第58回受賞作品が2024年3月5日に決定しました。
第58回受賞作品が2024年3月5日に決定しました。
受賞作品紹介
『悪逆』
黒川博行
出版社:朝日新聞出版刊
刊行日:2023年10月
受賞者紹介
黒川博行 (くろかわ・ひろゆき)
1949年3月4日、愛媛県今治市生まれ。75歳。
京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。高校の美術教師などを経て、1983年「二度のお別れ」で第1回サントリーミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同タイトルの単行本(文藝春秋)でデビュー。1996年『カウント・プラン』(文藝春秋)で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を、2014年『破門』(KADOKAWA)で第151回直木賞を、2020年に第24回日本ミステリー文学大賞を受賞。主な著書に『キャッツアイころがった』(文藝春秋)、『疫病神』(新潮社)、『文福茶釜』(文藝春秋)、『国境』(講談社)、『悪果』(角川書店)、『騙る』(原作、文藝春秋)、『熔果』(新潮社)、『連鎖』(中央公論新社)など。ドラマ『後妻業』(文藝春秋)、映画『BAD LANDS バッド・ランズ』(原作『勁草』徳間書店)など映像化作品も多数ある。
NEWS
- 2024.03.05第58回(2024年)受賞作品が決定しました。
- 2023.03.02第57回(2023年)受賞作品が決定しました。
- 2022.03.02第56回(2022年)受賞作品が決定しました。
- 2021.03.02第55回(2021年)受賞作品が決定しました。
- 2020.03.02第54回(2020年)吉川英治文学賞は「受賞作なし」と決定しました。
- 2019.03.04第53回(2019年)受賞作品が決まりました。
賞規定
吉川英治文学賞の主旨と要項
公益財団法人吉川英治国民文化振興会は、日本の典型的な国民文学作家として、広く読者に親しまれ尊敬されてきた、故吉川英治の偉業を記念して設立されたもので、故人が生前ひそかに希い続けていた遺志をうけて、昭和42年以来「吉川英治文学賞」と「吉川英治文化賞」を設定してきました。この2賞に加えて、昭和55年より「吉川英治文学新人賞」、平成28年より「吉川英治文庫賞」を新たに設けました。
- 対象作家毎年1月1日から12月31日までに、新聞、雑誌、単行本等に最も優秀な小説、評論、その他を発表した作家に贈呈します。
候補作家の選出に遺漏のないよう、作家、画家、批評家、および各出版社の編集長、新聞社学芸部長・文化部長、ラジオ・テレビ・映画関係者、一般文化人等数百名の方々に文書で推薦を依頼します。
推薦された作家は、別に定める本会の実施委員によって整理のうえ、数名を審議対象として選考委員会に提出します。 - 選考委員会選考委員会ならびに発表は3月上旬に行います。
選考委員は合議によって授賞者を決定します。 - 賞正賞 賞牌
副賞 金300万円
賞の贈呈式は4月11日に行います。
選考委員
- 浅田次郎
- 北方謙三
- 林 真理子
- 宮部みゆき
過去の受賞作品
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回/年作品名作者名出版社
- 第57回/2023年燕は戻ってこない桐野夏生集英社
- 第56回/2022年遠巷説百物語京極夏彦KADOKAWAやさしい猫中島京子中央公論新社
- 第55回/2021年風よ あらしよ村山由佳集英社
- 第54回/2020年受賞作なし--
- 第53回/2019年「鏡の背面」篠田節子集英社