星海社新書作品一覧

密室ミステリガイド
星海社新書
〈密室〉の独奏と変奏の歴史を辿る本格ミステリガイド!
密室ミステリ、それは本格ミステリというジャンルにおける最長・最大のテーマです。先行する作家が生み出した密室トリックをジャンピングボードとし、後続する作家が更なる斬新なトリックやバリエーションを追究するーーその連鎖により、古今東西で数多の密室ミステリの傑作が生み出されてきました。本書では、密室の独創と変奏の歴史を確かめるべく、『モルグ街の殺人』から始まる海外20作+『本陣殺人事件』から始まる国内30作の密室ミステリ・ベスト50をセレクト。問題篇ではネタバレなし・すべて図版付きで紹介し、解決篇ではネタバラシして考察します。新たな〈密室〉の可能性を切り拓くため、密室の歴史をこの本と共に駆け抜けましょう!
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
第一部
密室ミステリ・ベスト50 問題篇
海外篇ベスト20
国内篇ベスト30
コラム1 HOW 密室はどう作られる?ーー密室トリックの分類
コラム2 WHY 密室はなぜ作られる?ーー密室作成動機の分類
コラム3 WHAT 密室ミステリ・NEXT50ーー次点50作
おわりに
注意! 第二部ではベスト50作品の真相を明かしています。
第二部
密室ミステリ・ベスト50 解決篇
海外篇ベスト20
国内篇ベスト30

トウカイテイオー伝説 日本競馬の常識を覆した不屈の帝王
星海社新書
その道は奇跡へと続いていた!「不屈の帝王」
父シンボリルドルフの初年度産駒として生まれ、新馬戦デビュー以降、追ったところなしに手応えよく抜け出して4連勝。そのまま無敗で皐月賞、日本ダービーを制覇。他にも初の国際G1となったジャパンカップで当時史上最強と言われた外国招待馬をまとめて蹴散らして勝利。ラストランとなった1993年の有馬記念では前年の有馬記念より1年(364日)ぶりの出走で奇跡の優勝を果たした。通算成績12戦9勝。成績だけを見ると父の七冠には及ばずも、3度の骨折を経験しながら復活を遂げた姿は、見るものに大きな感動を与えた。美しい流星と静かな瞳を持つ、この不屈の名馬が駆けぬけた栄光と挫折のドラマを振り返る。
*本書目次より抜粋
目 次
プロローグ 帝王の帰還、もしくは英雄の旅
第一部 トウカイテイオーかく戦えり
名勝負ドキュメント 1 「帝王」が日本競馬の常識を覆した!
特別インタビュー 競馬パーソナリティー・鈴木淑子さん
名勝負ドキュメント 2 最強の称号を懸けた「世紀の対決」
第二部 同時代ライバルと一族の名馬たち
第三部 トウカイテイオーを語る
第四部 トウカイテイオーの記憶
マンガ テイオー君とハヤヒデ君
座談会 あの頃はトウカイテイオーがいた!
トウカイテイオー年譜・生涯成績
おわりに
執筆者紹介

天皇家の帝王学
星海社新書
日本の歴史を作ってきた「帝王学」の内実に迫る!
古くから日本に続く天皇家の統治の術、それが帝王学である。古くは軍事的才能、中世においては学芸や儒学への関心、近代においては儒学と洋学の素養など、そのあり方は時代とともに変化してきたが、天皇家が連綿と続く傍らには常に帝王学が、そしてそれを涵養する教育システムが存在した。歴史をひもとく中で分かるのは、帝王学が世相や権力のあり方をよく反映した写し鏡であることだ――武家政権の時代には平和的に宮廷文化を継承し、戦前には立憲君主としての統治能力として発揮されてきたように。逆に言えば現在の天皇家の帝王学からは、現在の、そして未来の日本の姿がよく見えてくるのである。
*本書目次より抜粋
はじめに
第1章 前近代の天皇の「学び」と「たしなみ」
第2章 幕末最後の天皇・孝明天皇
第3章 明治天皇の学びと人脈
第4章 健康と道徳が優先された大正天皇
第5章 「帝王」と「象徴」の2つの時代を生きた昭和天皇
第6章 「象徴」としてのあるべき姿を求めた平成の天皇
第7章 令和の天皇の摸索と皇嗣家の迷走
主要参考文献等一覧

競馬サイエンス 生物学・遺伝学に基づくサラブレッドの血統入門
星海社新書
生物学・遺伝学的観点から説明する競走馬の血統入門書
競走馬の血統は、競馬の重要なファクターの1つです。しかし現状では、血統に関する各種言説に、生物学の基本から逸脱しているものが多々見受けられます。「血統」と「遺伝」は表裏一体です。切り離すことはできません。ですが遺伝についてはわかりやすく説明したり、理解することが難しく、血統を語る際にその存在が忘れられてしまっています。本書は、生物学・遺伝学的観点から説明する競走馬の血統入門書です。「遺伝子」や「ミトコンドリア」「メンデルの法則」といった中学校の理科の授業で習った基礎から最新の研究論文まで、一緒に血統と遺伝を学びましょう。
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
第1章 遺伝のしくみ
第2章 近親交配(インブリーディング)
第3章 失われる遺伝的多様性
第4章 母性遺伝
第5章 エピジェネティクス
第6章 科学と血統理論
第7章 我が仮説
第8章 サイエンスコミュニケーション
おわりに
参考文献(本文中に明記した文献は除く)

まんが原作・原論 理論と実践
星海社新書
無限の物語を生み出し、世界を構築するための新しいまんが制作論!
メディアミックスの現場で、ますます必要とされる「まんが原作」。これまで、広く知られることもなく、批評されることもなかった“まんが原作制作”のすべてを、まんが原作の第一人者・大塚英志が徹底解剖。理論編では、中上健次や梶原一騎のまんが原作を取り上げ、原作者の思考を「未然の文芸」「否定的媒介」といったキーワードで鮮やかに分析。実践編では、「企画書」の手法とプロセスを、著者の実経験を踏まえた日米のリアルな事例によって解説する。クリエイターや実務者がいますぐ見て学べる企画書の実例サンプルを巻末に所収。「原作」こそが「ユニバース」である!
*本書目次
理論編ー未然の文芸
序 「まんが原作」とは「改変される」ためにあるテキストである
[1]プレ講義「字コンテ」と「絵コンテ」の関係
[2]中上健次の「原作」分析
[3]編集される原作
[4]ユニバースとしての原作
実践編ー原作を「企画書」で書く
[1]ガバレッジと企画書
[2]企画書に「世界」をどう描くか
[3]企画意図から世界線へ
[4]改めて、キャラクター設定の書式とは
[5]最初に「企画書」が作られたまんがとは何かについて
巻末付録
あとがき

ゴールドシップ伝説 愛さずにいられない反逆児
星海社新書
気分が乗れば敵なし! 「芦毛伝説の継承者」
常識はずれの位置からのロングスパートで途轍もなく強い勝ち方をするかと思えば、まったく走る気を見せずに大惨敗。気性の激しさからくる好凡走を繰り返す。かつてこんな名馬がいただろうか。「今日はゲートを出るのか、出ないのか」「来るのか、来ないのか」「愛せるのか、愛せないのか」…。気がつけば稀代のクセ馬から目を逸らせられなくなったわれわれがいる。度肝を抜く豪脚を見せた大一番から、歓声が悲鳴に変わった迷勝負、同時代のライバルや一族の名馬、当時を知る関係者・専門家が語る伝説のパフォーマンスの背景まで。気分が乗ればもはや敵なし! 芦毛伝説を継承する超個性派が見せた夢の航路をたどる。
*以下、本書目次より抜粋
プロローグ 愛さずにいられない
第一部 ゴールドシップかく戦えり
第二部 同時代ライバルと一族の名馬たち
第三部 ゴールドシップを語る
第四部 ゴールドシップの記憶
座談会 ゴールドシップとその時代
おわりに
執筆者紹介

「ドラゴン桜」式クイズで学ぶ東大思考 なぜブルーベリー農家は東京に多いのか?
星海社新書
東大式「考える習慣」が身につくクイズを集めました!
数百人もの受験生を東大合格に導いてきた人気予備校講師が見抜いた東大生の共通点、それは「身近な疑問を考える習慣」です。東大に合格できる人は日常的に感じる違和感を深く考え、生活の中で思考力を磨いているのです。東大もそういった人を重視し、日常の疑問を扱った入試問題を数多く出題しています。本書では、みなさんに東大式の思考習慣を身につけていただくため、東大生作家・西岡壱誠さんと協力して東大式の疑問力と思考力を鍛える良問を25題集め、随所に東大思考の本質を突いた『ドラゴン桜』の名言をちりばめました。この一冊で、クイズ感覚で楽しく東大思考をマスターしてください!
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
第1章 日本各地の不思議
第2章 世界の不思議
第3章 日本語の不思議
第4章 日本文化の不思議
第5章 自然現象や数字の不思議
第6章 統計の不思議
おわりに

7つの明るい未来技術 2030年のゲーム・チェンジャー
星海社新書
「現在」を「未来」へ変える最新テクノロジーの現場をリポート!
科学技術の進化により、私たちの「現在」はまるでSF小説が描く世界のような「未来」へと、急速に変貌を遂げつつあります。「人工冬眠」「デジタルツイン」「ブレイン・マシン・インターフェイス」「NFT」「昆虫食」「遺伝子検査」「AI/ロボット」――本書では、この7つの分野を開拓する「ゲーム・チェンジャー」たちを、未来をシミュレートするSF小説〈ゲーム・キッズ〉シリーズを手掛けてきた著者が取材。最新技術が実装された先にある、明るい未来の姿を探ります。「SF」を乗り越えようとする「現実」、「現在」が「未来」へ変わる瞬間を目撃する旅へ、この本とともに出発しましょう!
*以下、本書目次
はじめに
第1章
Artificial Hibernation
人工冬眠 冬眠技術で、未来に。
第2章
Digital Twin
デジタルツイン 都市の双子をつくる。
第3章
Brain-Machine Interface
ブレイン・マシン・インターフェイス 脳をスマホで覗いてみよう。
第4章
Non-Fungible Token
NFT NFTで大儲け!?
第5章
Edible Insect
昆虫食 コオロギは人類を救うか。
第6章
Genetic Test
遺伝子検査 配られたカードを、めくってみよう。
第7章
AI/Robot
AI/ロボット その存在と、どう付き合っていくか。

ロックをデザインする男 サカグチケン dead start
星海社新書
「オレが今までどんな音楽と向かい合って、音楽をパッケージするアートワークの仕事についたか……」って話をしようと、思う。
ーーサカグチケン
アナーキー、BUCK-TICKをはじめ音楽CDジャケットのアートワークを300点以上手がけたロックアートディレクター初の激論集!

江戸の岡場所 非合法<隠売女>の世界
星海社新書
湯女、茶屋女、飯盛女、夜鷹…知られざる〈隠売女〉の世界
幕府に公認された吉原とは違って、江戸市中に六十ヶ所以上(諸説あり)を数えた〈岡場所〉は、その始まりから終焉まで非公認の買売春地域であり続けた。にもかかわらず、盛り場、寺社の門前、宿場の至るところに根を張り、その風俗や流行は江戸市民に吉原以上の深大な影響を与えた。とくに幕末、吉原の二倍の売上金を計上したという岡場所の雄・深川には、吉原と異なった「粋と婀娜」な遊びの文化が息づいていた。本書は江戸遊女史研究の第一人者が洒落本や絵画などの史料を基に、知られざる〈隠売女〉の世界を明らかにする遊里裏面史である。
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
第一章 岡場所とは
第二章 岡場所黙認の時代
第三章 岡場所禁圧の時代
第四章 岡場所活況の時代 その一
第五章 岡場所活況の時代 その二
第六章 深川雑考
第七章 遊里品川
第八章 北関東の玄関千住
第九章 岡場所根津盛衰史
第十章 夜鷹哀史――岡場所壊滅
注 記
あとがき――「ふないし」の弁

東大生が教える 13歳からの学部選び
星海社新書
リアルな大学の学びを総勢33人の現役東大生たちがお伝えします!
大学受験のために目指す学部を決めないといけない、でも学部の違いはよく分からない――こんな悩みを持つ中学生・高校生のみなさんは多いのではないでしょうか。現在、入試に際してますます具体的な志望理由が求められるようになる一方、大学でのリアルな学びについての情報発信はまだまだ足りません。そこで、あなたが好きなこと、やりたいことに基づいて、将来につながる進学をするための学部選びの教科書を作りました。この本では、総勢33人の現役東大生たちがそれぞれの学部で学んだことを分かりやすくレポートしています。本書をヒントに、ぜひ理想の大学進学を成功させてください!
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
第1章 経済学部
行動経済学:800円のお弁当の売り上げをよくする簡単な方法とは?
ほか
第2章 教養学部
数理科学:ただ計算するだけじゃない! 未来予測にも使える数学の魅力
ほか
第3章 法学部
実定法学:「高校生らしい髪型」って? 校則から考える法解釈
ほか
第4章 教育学部
教職課程:「正しさ」とは何か? 授業内容で大きく左右される「いいこと」の多様性
ほか
第5章 文学部
言語学:英語で「チート」は騙すという意味。では日本語だと?
ほか
第6章 医学部
基礎医学:異常を知るにはまず正常から。私たちを支える医学の「基礎」
ほか
第7章 薬学部
薬物治療学:許容値を超えると命の危機!? 薬を適切に処方するための方法を考案せよ!
ほか
第8章 農学部
食品科学:スーパーで売っているサーモンは何のお魚? 身近な食材の見え方が変わる食品の科学
ほか
第9章 工学部
材料工学:社会はコンクリートで成り立っている!?
ほか
第10章 理学部
化学:温度により色が変わる物質を作り出せ!
ほか
おわりに

核兵器入門
星海社新書
核兵器の物理的メカニズムから核開発の歴史
国際政治における核のあり方まで網羅した核兵器入門書の決定版!
核兵器、それは人類史上最強の破壊力を持つ兵器です。核戦争の危機が再び迫る現代、実際に核兵器が爆発する物理的メカニズムや核開発の歴史、さらに安全保障における核抑止の最新の議論について学ぶことが、核の悲劇を繰り返さないために必要ではないでしょうか。本書では物理学者である著者が「もし東京に核兵器が落ちたらどんな被害が出るのか」などのシミュレーションをはじめ、核兵器をめぐる物理的・軍事的・政治的側面を広く解説し、最終章では政治学者の小泉悠氏、村野将氏と核兵器をめぐる最新の国際情勢について議論しました。本書が核兵器について考える一助になれば幸いです。
*以下、本書目次より抜粋
序
序章 もしも東京に核兵器が落とされたら
第1章 原子・原子核・放射線の基礎知識
第2章 核分裂・核融合と核兵器の原理
第3章 核兵器開発の歴史と核関連の兵器について
第4章 核兵器と国際政治 多田将×小泉悠×村野将
跋

少女小説を知るための100冊
星海社新書
少女小説の歴史を100の名作で辿る入門ガイド!
「少女小説」は100年以上に及ぶ歴史を持つジャンルで、明治から令和まで形を変えながら書かれ/読まれてきました。吉屋信子『花物語』の登場から、戦後の空前の少女小説ブーム、そしてコバルト文庫や講談社X文庫ティーンズハートの創刊と隆盛を経て、現在のライトノベルやライト文芸、ウェブ小説の領域にまでそのエッセンスは多彩に広がりつつあります。そんな少女小説の歴史を辿るため、本書は100の名作を厳選しご案内。さらにその100作品のみならず、少女小説の世界へ深く誘う〈併読のススメ〉も加え、総計300作品以上の少女小説をご紹介します。あなたのなかの「少女」のための世界へ、この本と一緒に踏み出しましょう!
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
Section 1 草創期~1970年代
Column
日本の少女小説史 1 草創期~1970年代
Section 2 1970年代末~1980年代
Column
日本の少女小説史 2 1970年代末~1980年代
Section 3 1990年代
Column
日本の少女小説史 3 1990年代
Section 4 2000年代
Column
日本の少女小説史 4 2000年代
Section 5 2010年代~2020年代
Column
日本の少女小説史 5 2010年代から現在まで
おわりに

森保ストラテジー サッカー最強国撃破への長き物語
星海社新書
緊急出版!
カタールW杯における日本代表の「番狂わせ」は奇跡か? 必然か?
「10回やれば9回負ける賭け」を勝ち切る
驚異の戦略(森保ストラテジー)を徹底解説!
カタールW杯日本代表監督・森保一の戦略を徹底分析!
FIFAワールドカップ カタール2022グループリーグにおいて、サッカー大国ドイツとスペイン相手に鮮烈な2勝を挙げて決勝トーナメントに進出した日本代表。世界を驚かせた「あり得ない勝利」は、代表監督・森保一の独創的なチームマネジメントによって周到にメイクアップされていた! 本書では、気鋭のサッカー分析家がサンフレッチェ広島監督時代からの森保一の軌跡を辿り、相手国の戦略すらもねじ曲げて「10回やれば9回負ける賭け」を勝ち切る戦略=“森保ストラテジー”の真価を解き明かします。日本サッカー史に残る勝利までの長い物語を分厚い「伏線」で読み解く、渾身の緊急出版!
*以下、本書目次より抜粋
プロローグ
3つのゾーン/5つのレーン/ポジション一覧/サッカー分析のための一般的な用語・概念/
サッカーの四局面/戦略・作戦・戦術の概念/森保一プロフィール
第1章 戦略家・森保一の誕生 ~サンフレッチェ広島監督時代
第2章 現代サッカーと森保サッカー
第3章 日本代表監督・森保一(1)ーーチームの立ち上げ~アジアカップ
第4章 日本代表監督・森保一(2)ーー東京五輪をめぐる時節から見えたもの
第5章 森保ジャパン、最終予選の戦い
第6章 2022 FIFAワールドカップ カタール大会
エピローグ

公務員になりたい! ベテラン公務員が教えるお役所就職ガイド
星海社新書
「安定、だけどもつまらない」だけじゃない、公務員の本当の魅力とデメリットをお伝えします!
公務員は今でも就職人気ランキングでトップを占める人気の仕事です。しかし、多くの人は「公務員は安定している」という以上のことを知らないのではないでしょうか。本書では、30年以上公務員として勤めた著者が公務員のやりがいや、そもそもどういう仕事があるのかといった当事者しか語れない体験談、さらに表立っては語られない公務員のブラック度、そして「公務員に向いている人」「向いていない人」までタブーなく裏表を語り尽くします。本書で公務員についてより深く理解した上で、理想の将来を手に入れてください。
*以下、本書目次から抜粋
はじめに
第1章 公務員は他の仕事とどう違うか
第2章 公務員に必要なスキル
第3章 公務員の出世術
第4章 公務員が人間関係のストレスを減らすコツ
終 章 公務員という生き方

子役のテレビ史 早熟と無垢と光と影
星海社新書
「挫折する子役」から大人の俳優へ
「かつての子役は、たとえ爆発的な人気を集めたとしても、子役のままで終わるケースが珍しくなかった。(中略)そこにはしばしば、大人の俳優へと上手く脱皮することの難しさ、それゆえの挫折があった」(「はじめに」より)。ところがこの状況は80年代後半、後藤久美子や宮沢りえなど自己を主張する子役の登場によって転機を迎える。大人の俳優やタレントになるための道筋ができたのである。本書は高峰秀子や美空ひばりなど映画時代に大きな成功を収めた子役から、芦田愛菜や鈴木福など「賢さ」を身に付けた現代の子役まで、およそ一世紀におよぶ子役の歴史的変化を作品と社会の両方から解き明かす。
*以下、本書目次より抜粋
はじめに いま、子役が面白い
子どもでありながら子どもではない?~早熟と無垢のあいだ
賑わう子役界のいま
従属から自立へ~子役の歴史的変化
本書の流れ
序 章 映画時代の子役たち ~戦前から戦後直後まで
第1章 テレビ時代の幕開けと子役 ~1960年代から1970年代まで
第2章 アイドル化する子役 ~1980年代の発展
第3章 自己主張を始めた子役たち ~1980年代後半から1990年代の転換
第4章 人気俳優への登竜門となった子役 ~2000年代の充実
第5章 成熟期を迎えた子役の世界 ~2010年代から現在へ
結びの章 子役が映し出す社会とメディア
素か演技か~バラエティ番組の子役が求められるもの
「人生2周目」の意味~寺田心の才能
大人と子どもの境界の消滅
子どもがみな子役になる時代?
おわりに
参考文献
本書で取り上げた子役索引

電力危機 私たちはいつまで高い電気代を払い続けるのか?
星海社新書
なぜ今日本の「電気が危ない」のか、電力の未来はどうなるのかを、100年超の電力産業史と豊富なデータ・ノウハウから徹底解明!
現在、日本の電力事情は危機的状況にある。エネルギー不足を受けて電気代はかつてなく高騰し、電力不足を告げる警報も一度ならず発出されている。日本経済の未来に大きな影響を及ぼしかねないこの惨状は、2011年の東日本大震災以降、具体的なビジョンなきままに進められた日本の電力改革が行き着いた必然の結果である。本書では、1世紀以上にわたり発展してきた電力産業の現在までの歩みを概観し、日本が今後直面する危機の実情を明らかにするとともに、エネルギー業界の第一線でコンサルティングを行う著者が実地で練り上げた、今こそ日本が取るべきエネルギー戦略を提案する。
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
第1章 なぜ今電力不足が起きているのか
第2章電力体制はどのように誕生したか
第3章 電力自由化はなぜ上手くいっていないのか
第4章 電力の未来はどうなるか
参考文献

投資家がパパとママに伝えたい たいせつなお金のはなし
星海社新書
子どもと一緒に「お金」についての話をしよう
本書は、僕が投資家として30年以上かけて考えてきた「お金の本質とは何か」を子どもと一緒に学んでいくためのガイドブックです。インターネットや電子マネーなど、今の子どもたちにとって「あたりまえの風景」となっているものの多くは、大人たちが子どもだった頃には「なかった風景」ばかり。だからこそ僕は、「子どもに教える」のではなく、「子どもから教わる」のが正しい姿だと思っています。最も身近で最も多くを教えてくれる「師」、それはわが子なのかもしれません。
*以下、本書目次
はじめに
第1章 子どもの目線から学ぼう!
今の小学生に共通する「お金」の価値観
〈子どもの目線から学ぼうインタビュー1〉
小学2年生・はるかさん編
「お金には不思議がいっぱいあります」
〈子どもの目線から学ぼうインタビュー2〉
小学5年生・しょうたさん編
「ホワイトでもブラックでもない会社で、
年収500万円のプログラマーになりたいです」
〈子どもの目線から学ぼうインタビュー3〉
小学1年生・こうしろうさん編
「ケチって良いこと? 悪いこと?」
第2章 小学生で起業したレウォン社長から学ぶ
第3章 娘・菜々歩に聞く 投資家がわが子に伝えてきたこと
おわりに

韓国コンテンツのグローバル戦略 韓流ドラマ・K-POP・ウェブトゥーンの未来地図
星海社新書
なぜ韓流文化は世界を席巻したのか?
ドラマ『冬のソナタ』が韓流ブームを巻き起こした「韓流元年」=2003年から20年が経過し、韓国コンテンツは世界中で人気を集めています。映像分野では『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞を受賞、『イカゲーム』がNetflix史上最大のヒット、『六本木クラス』のように韓流ドラマのリメイクが日本で放映され、音楽分野ではKARAや少女時代によるK‐POPブームのバトンがTWICEやBTSへと受け継がれ、縦スクロール型ウェブ漫画・ウェブトゥーンは漫画大国の日本にも普及しました。本書では韓流の20年間――韓国コンテンツビジネスがグローバルなIP制作・展開体制を築くまでの変遷を辿り、その躍進の秘密に迫ります。
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
来日20年、韓流20年
コンテンツという架け橋
次世代のコンテンツビジネスのために
本書の構成
第1章 韓流がもたらしたモノとコト
第2章 韓国ドラマの急成長と奮闘
第3章 K‐POP、ドラマを超える影響力
第4章 ドラマ、K‐POPの次はなぜウェブトゥーンなのか
第5章 韓流の底力、人材育成
第6章 韓国の文化政策の道のり
第7章 ー対談ー グローバルコンテンツのキーパーソンに出会う
第8章 日韓協業によるアジアエンタメの時代へ
おわりに

旅行の世界史 人類はどのように旅をしてきたのか
星海社新書
古代から現代まで、人類は「旅」とともに世界を作ってきた!
人類は、旅によって未知の世界に触れることで発展してきた。はるか昔、アレクサンドロス大王の東方遠征は古代秩序を一変させ、大航海時代の冒険者たちは新大陸を発見して大陸間交易のパイオニアとなった。個人レベルでも聖地巡礼や遍歴修業、さらに近世の修学旅行というべきグランドツアーは旅行者の感受性や人格を豊かにしてきたことだろう。そして鉄道や自動車といった旅行のために用意されたテクノロジー、パックツアーやガイドブックといった旅行から派生したビジネスモデルも世界の風景を大きく変えてきた。本書は、紀元前から現代に至る旅行像の変遷を明らかにすることで、人類と世界の関わりを俯瞰する野心的試みである。