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捨て首 臨時廻り同心日下伊兵衛
2011.09.16発売
捨て首 臨時廻り同心日下伊兵衛
著:押川 國秋,解説:縄田 一男
講談社文庫
惑える親子鷹同心が人の心の闇を追う! 南町奉行所定廻り同心日下伊兵衛は、崩落した永代橋に殺到する祭礼日の群衆を止めようと抜刀し、町人たちを死傷させてしまう。息子新一郎の将来を考え、臨時廻りに退く頃合いなのか、と惑える伊兵衛。さらに夫婦仲も冷え切っていた妻荻乃が何者かに刺されてしまい!?謎を追う同心父子を描く新シリーズ開幕。
電子あり
僕とツンデレとハイデガー
2011.09.16発売
僕とツンデレとハイデガー
著:堀田 純司
天災や人災によって日常性を断ち切られると、 人は哲学をもとめる。 この本も、そうした要求にこたえる一つの試みだろう 哲学者 木田 元  史上最大の情報に囲まれているがなにも確実なものがない現代。不安の時代を生きる私たちに必要なものは「哲学」だった。 確実なものとはなにか。それはどうすれば手に入れられるのか。そんな問いに挑んできた近代哲学を、本書は青春小説として解説。 今までは難解に思われてきたデカルトからハイデガーまでの西洋近代哲学を、少女たちの課外授業として深く面白く解き明かしていきます。 主人公は悩める少年。イデア学園に転生した彼は、少女として顕現した哲学者たちと巡りあい、その講義を受ける。そしてやがて人類究極の謎に直面し、大人になっていく。哲学。それが現代社会に欠けた、大切な人生の指針だった。哲学を知った彼は、強い心をとり戻す。 【目次】 第1章 ルネ・デカルト  月曜日 神の存在を証明しよう 第2章 ベネディクトゥス・デ・スピノザ     火曜日 人にとって人が一番大切なもの 第3章 ジョージ・バークリ&デイヴィッド・ヒューム     水曜日 存在するとは、知覚されることである 第4章 イマヌエル・カント     木曜日 天なる星空と、内なる道徳法則 第5章 ゲオルグ・ヘーゲル     金曜日 世界は、絶対知へと向けて発展する無限の運動である 第6章 フリードリヒ・ニーテェ     土曜日 神は死んだ。しかしなにも変わらなかった 最終章 マルティン・ハイデガー     日曜日 世界がなければ僕たちもいない。 そして僕たちがいなければ世界もない。僕たちはひとりじゃない
電子あり
特殊防諜班 凶星降臨
2011.09.09発売
特殊防諜班 凶星降臨
著:今野 敏
講談社文庫
首相交代。真田、どうなる!? 姿を現した敵首領は驚くべき人物だった! 殺人、爆破テロ、凶行は続く……。過激派を装う者たちの犯行に真田は!?拉致されたザミルは敵首領と会見する! 元自衛官・真田武男は首相の特命を受け、緊急事態に対応する調査官であり、“十支族”の末裔、芳賀恵理たちを守る存在でもある。凶行を繰り返す過激派メンバーを追跡するが……。一方、ヨーロッパで拉致された“盟友”ザミルは新人類委員会の首領と対面する。『過去からの挑戦者』(新人類戦線シリーズ)改題。 ※この作品は1988年6月天山出版より刊行された『過去(シュパンダウ)からの挑戦者』(新人類戦線シリーズ)を改題したものです。 (この作品はフィクションですので、登場する人物、団体は、実在するいかなる個人、団体とも関係ありません。)
電子あり
特殊防諜班 標的反撃
2011.09.09発売
特殊防諜班 標的反撃
著:今野 敏
講談社文庫
全面対決、続く死闘!! 警視庁外事課の捜査員が射殺され、違法輸出問題が騒ぎになるなか、「新人類委員会」の新たな陰謀が始動する。真田、恵理、ザミル、危うし。 警視庁公安部の2人の捜査員が品川埠頭で射殺された。それが事件の発端だった。十支族の末裔、芳賀一族抹殺を狙う新人類委員会は謎の男、コワルスキーを送り込む。特殊防諜班、真田は恵理たちを守って反撃する。闇の文書「プロトコル」とは何を意味するのか。『新人類戦線「ユダヤ・プロトコルの標的」』改題。
電子あり
青雲遙かに 大内俊助の生涯
2011.09.09発売
青雲遙かに 大内俊助の生涯
著:佐藤 雅美
講談社文庫
学問への志と恋の挫折 江戸の青春と数奇な運命 伊達家の大番士の子息・大内俊助は、江戸で儒教を究めて身を立てようと昌平坂学問所の門を敲く。全国から集った俊秀たちと研鑽を積むものの、黒船が来航して世情が騒がしくなるにつれ学問に身が入らなくなる。明治へと時代の歯車が大きく動いていく中で、数奇な人生を歩んだ名もなき若侍を描いた長編小説。
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ファンタズム
2011.09.09発売
ファンタズム
著:西澤 保彦
講談社文庫
一番美しい構図で殺すにはどうする! 「ぼくはきみを殺した。ついに、というべきか。それとも、やっと、というべきなのか。リサだけでいいのか、殺すのは?」こうした犯人の思いから幕を開けた印南野(いなみの)市の連続女性殺人事件。犯人は理想の殺人を行い、追う刑事は、故意に遺された指紋と、ある遺留品に翻弄されながらも、犯人を推測するが……。
電子あり
未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ
2011.09.02発売
未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ
著:畑村 洋太郎
講談社現代新書
「未曾有」と「想定外」、二つの言葉に隠れてしまった本質的な問題とは? 3月11日から原発事故調査委員会・委員長に就任するまでに、失敗学の視点から考えた大津波と原発事故。311後の日本を考えるヒント。
電子あり
発達障害のいま
2011.09.02発売
発達障害のいま
著:杉山 登志郎
講談社現代新書
18万部のロングセラー『発達障害の子どもたち』に、待望の続編が登場! 発達障害児の陰に潜む家庭の問題とは?  こころの骨折・トラウマはどう治す?  脳と神経に何が起こっているのか?  「発達凸凹」という新しい考え方とは? 保護者、教育関係者から小児科医まで必読の書。
電子あり
均ちゃんの失踪
2011.09.02発売
均ちゃんの失踪
著:中島 京子
講談社文庫
愛だの恋だのって気持ちの裏側をくすぐられるささやかなドラマ ふらりと旅に出たまま帰らない内田均の家に泥棒が入り、この家に出入りしていた元妻の高校美術教師と重役秘書と雑誌編集者という年代の違う女たちが警察で鉢合わせ。均ちゃんへのそれぞれの思いを胸に、ひょんなことから3人そろって箱根の高級温泉旅館に行くことになり……。切なくも軽やかな恋愛小説。
電子あり
1/2の騎士
2011.09.02発売
1/2の騎士
著:初野 晴
講談社文庫
“幸運のさる”を見つけた中学生が次々と姿を消し、盲導犬は飼い主の前で無残に殺されていくーー。 狂気の犯罪者が街に忍び寄る中、アーチェリー部主将の女子高生・マドカが不思議な邂逅を遂げたのは、この世界で最も無力な騎士だった。 瑞々しい青春と社会派要素がブレンドされた、ファンタジックミステリー。
電子あり
特殊防諜班 組織報復
2011.09.02発売
特殊防諜班 組織報復
著:今野 敏
講談社文庫
どうする!?真田!! 空港で発生した爆破テロの被害者の中に真田たちの味方・ザミルがいた。時を同じくしてダライ・ラマの密命でチベット仏教の高僧が芳賀舎念のもとを目指していた。 成田空港で爆破テロが発生した。当初、過激派の犯行と思われたが、真相は新たなる攻撃だった。新人類委員会の行動は再開されていたのだ。恵理、舎念(しゃねん)、そしてチベット仏教の高僧の生命が危険にさらされている。ただ1人の特殊防諜班・真田の戦いが始まる。 ※この作品は1987年1月廣済堂出版より刊行された『“新人類戦線シリーズ2”聖卍(スワスチカ)コネクション』を改題したものです。
電子あり
特殊防諜班 連続誘拐
2011.09.02発売
特殊防諜班 連続誘拐
著:今野 敏
講談社文庫
宗教団体教祖の奇妙な誘拐事件が相次いで発生した。教祖たちは無事解放され、一様に何も覚えていない。だが、雷光教団・東田夢妙斎の事件は違った。真相を追う「首相の代理人」真田は、陰にある巨大な陰謀と遥か古代から受け継がれた血の伝承を探しあてる。『新人類戦線“失われた十支族”禁断の系譜』改題。
電子あり
原発社会からの離脱――自然エネルギーと共同体自治に向けて
2011.08.26発売
原発社会からの離脱――自然エネルギーと共同体自治に向けて
著:宮台 真司,著:飯田 哲也
講談社現代新書
官僚支配、電力独占から抜け出すには── 明日のエネルギー政策を、わかりやすく示す 【目次】 1章──それでも日本人は原発を選んだ 2章──変わらない社会、変わる現実 3章──80年代のニッポン「原子力ムラ」探訪 4章──欧州の自然エネルギー事情 5章──2000年と2004年と政権交代後に何が起こったか 6章──自然エネルギーと「共同体自治」 7章──すでにはじまっている「実践」
電子あり
原発報道とメディア
2011.08.26発売
原発報道とメディア
著:武田 徹
講談社現代新書
2011年3月11日、東京電力福島第一原子力発電所の事故発生後、「安全・安心」の問題をジャーナリズムはどう語っていくのか? マスメディアとネットメディアの関係はどう変わりつつあるのか? 話題の書『私たちはこうして「原発大国」を選んだ―増補版「核」論』著者による、渾身のジャーナリズム論。 〈目次〉 第1章 守るべきは「基本財としての安全と安心」 第2章 ジャーナリズムの公共性を巡って 第3章 「知らせること」は正義なのか 第4章 「警鐘を鳴らすジャーナリズム」の神話 第5章 グレーゾーンの報道 第6章 原発事故とツイッター 第7章 新しいメディア地図を描く 第8章 「情報操作」の現在景 第9章 マスメディアと反検索型ジャーナリズム 第10章 それでもジャーナリストになりたいあなたへ
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「神道」の虚像と実像
2011.08.26発売
「神道」の虚像と実像
著:井上 寛司
講談社現代新書
近年、内外で神道に対する興味と関心が大きく高まっています。原理主義の伸長などを背景に一神教の行き詰まりが論じられ、多神教的宗教のありかたへの見直しが始まっていること、靖国問題などをめぐって神社や神道があらためて問題とされ、その理解をめぐって種々の議論が展開されていることが要因でしょう。 さらに地球温暖化など環境問題の深刻化とも関わって、自然との共生という観点からアニミズムへの関心が、日本の神社や宗教のありかたに目を向けさせたといえます。 しかし、日本の神社・神道や日本の宗教についてこれまで論じてきた著作は、いずれも日本の宗教の一部に触れるに止まって、その全体を論じ得ていないのみならず、事実認識という点においても多くの誤りを含んでいます。 第一に柳田国男などの見解に基づいて、「神道」は日本固有の宗教であり、原始社会以来の自然発生的な宗教だとこれまで理解されてきましたが、むしろその起源は7世紀後半の古代律令制国家成立期に求められるべきです。たしかにアニミズム的信仰がこの列島を覆ってきましたが、いわゆる「神道」や「神社」は国号「日本」や「天皇」号同様に、中国からもたらされた律令法と一体をなす寺院や仏教に対抗し、「日本」の独自性を強調するための一環として創始されたものと考えなければなりません。 第二にその独自性の発展形態、単なるシンクレティズムでない「融通無碍な多神教」として中世以降の「神仏習合」を理解する必要があります。 第三に江戸期から近代における「国体」観と明治期の国家神道の成立をきちんと捉えなおさなければなりません。一言にしていえば「国家神道」とは世俗の国家権力によるコスモロジー(古代天皇神話に基づく宇宙観・世界観・国家観)の再編成と独占、それに基づく宗教統制及びその政治的利用にあり、それを象徴する宗教施設が靖国神社であり、それはまさに「国家神道」の象徴というべきものといえる、ということになるでしょう。 本書は神道の全体像とその変遷を正確に叙述し、読者に理解していただく最良のよすがとなります。
電子あり
現代中国「解体」新書
2011.08.26発売
現代中国「解体」新書
著・編:梁過
講談社現代新書
「九〇代」「房奴」「急嫁族」「打黒」「逃離北上広」……。次々に登場する数多くのキーワードから最重要の63個を厳選して解説。目まぐるしく変わる現代中国の姿を鮮やかに斬り取る!       【目次】 第1章 「八〇後」の消費熱 第2章 「八〇後」の仕事事情 第3章 新中国人の「恋と結婚」 第4章 貧富差距 第5章 地方と都市 第6章 環境問題 第7章 事件 第8章 ネット
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一命
2011.08.26発売
一命
著:滝口 康彦
講談社文庫
人として生きるか、武士として死ぬか。 宿命に立ち向かう男たちを描く傑作時代小説 カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品 二度映画化され、二度ともカンヌ国際映画祭に出品された不朽の名作「異聞浪人記(いぶんろうにんき)」収録の傑作選 <収録作品> 「異聞浪人記」「貞女の櫛」「謀殺」「上意討ち心得」「高柳父子」「拝領妻始末(はいりょうづましまつ)」 病床の妻子を置いて家を出た浪人は、なぜ自ら命を絶ったのか?――二度映画化され、二度ともカンヌ国際映画祭に出品された不朽の名作「異聞浪人記」の他、武家における殉死の意味を問う「高柳父子」、家族愛を描く「拝領妻始末」など6編を収録。武士の悲哀を描き続けた時代小説家の傑作選。<監修・末國善己>
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四季 冬 Black Winter
2011.08.26発売
四季 冬 Black Winter
著:森 博嗣
講談社文庫
生と死そして時間。 すべてを超越し存在する、四季。 天才の成熟と到達。「四季」4部作、美しき完結編。 「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら、成熟する天才の内面を、ある殺人事件を通して描く。作者の1つの到達点であり新たな作品世界の入口ともなる、4部作完結編。
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四季 秋 White Autumn
2011.08.26発売
四季 秋 White Autumn
著:森 博嗣
講談社文庫
犀川助教授と西之園萌絵。四季と再びの邂逅を試みる。 四季が残したメッセージは、何を示す? 妃真加(ひまか)島で再び起きた殺人事件。その後、姿を消した四季を人は様々に噂した。現場に居合わせた西之園萌絵は、不在の四季の存在を、意識せずにはいられなかった……。犀川助教授が読み解いたメッセージに導かれ、2人は今一度、彼女との接触を試みる。四季の知られざる一面を鮮やかに描く、感動の第3弾。
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四季 夏 Red Summer
2011.08.26発売
四季 夏 Red Summer
著:森 博嗣
講談社文庫
四季、13歳。 あの夏、あの島で何が起こったのか? 孤島の事件、その真相を描く「四季」4部作、第2弾。 13歳。四季はプリンストン大学でマスタの称号を得、MITで博士号も取得し真の天才と讃えられた。青い瞳に知性を湛えた美しい少女に成長した彼女は、叔父・新藤清二と出掛けた遊園地で何者かに誘拐される。彼女が望んだもの、望んだこととは? 孤島の研究所で起こった殺人事件の真相が明かされる第2弾。
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