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1989.10.05発売
勝者の組織論
大リ-グの勝つためのシステムづくりとは.第1章プロ野球はビジネスである 第2章いかに全体を活性化し機会均等をはかるか 第3章プロは勝つことが義務である 第4章要は闘う前に勝っていることだ

1989.10.05発売
おとこの事典
講談社文庫
男女の微妙なズレや恋愛のむずかしさ。恋の勝者にも、恋の未経験者にも、参考になる1冊ーー宴会、オフィスラブ、贈り物、結婚観、サイズ、下着、チップ、デジタル、ネクタイ、パーティなどなど、男の生活に密着していて、男の本質をつい露出させ勝ちな、特性や小道具をキイワードとして選び出し、鋭い観察眼と軽妙な語りくちで、男の姿をはだかにしてみせる、異色のエッセイ。250語の、いわば「おとこ早わかり事典」として、世のミス&ミセスに捧げる話題の書である。

1989.10.05発売
京都再婚旅行殺人事件
講談社文庫
親友ユミの結婚式に出席したのが縁で、麻矢はユミの義兄・杉原太郎と結ばれる。豪華な挙式、京都に1泊して外国へのハネムーン。麻矢は幸せだった。ところが初夜が明けると、太郎がベッドで毒死していた。初めに疑われた麻矢だが、嫌疑が晴れると、自ら探偵役に! だが、夫の過去を探っていくと、連続殺人が……。愛をテーマにした、本格長編推理。

1989.10.05発売
偽作家のリアル・ライフ
講談社文庫
注目される作家の20代の頃の第一エッセイ集ーー1961年生まれの著者のデビュー作「優しいサヨクのための嬉遊曲」創造の秘密。1961年生まれの著者の衝撃的なデビュー作品『優しいサヨクのための嬉遊曲』の創造の秘密。青くささを唯一の拠り所にする「怖るべき子供」島田雅彦の、きらめく才気をあますところなく伝える第一エッセイ集。「日本のおじさんやおばさんは醜い! 勝手に遊ぶ少年少女は美しい! 世界は美しい者たちのためにある」

1989.10.05発売
女が複眼になるとき
講談社文庫
自立の足跡をたどる体験的レポート。結婚を契機にカナダに渡った女の子が、カルチャー・ショックの中で達成した自立の道ーー結婚を契機に、カナダ・バンクーバーに渡った一人の女の子が、カルチャー・ショックの中で自己形成をはじめ、ノンフィクション・ライターとして複眼の思考を身につけていくまでの足跡をたどる、体験的レポート。ひとりの女性が自立するとき、まずなにをなすべきか。暖かい産湯の中に、一生つかってはいられない!

1989.10.05発売
大和古寺巡歴
講談社学術文庫
大和は日本人の心のふるさと。都塵を逃れ、春なれば御仏のうつら眼にかすむ大和国原へ。秋には、水煙(すいえん)の天女の衣の隙に澄む秋天の美しさを振り仰ぎ、折々心のやすらいを求めてめぐる古寺巡歴の、最も信頼できる手引きとして本書はある。従来の恣(ほしいまま)な感傷過剰の空想でなく、著者はあくまで仏像そのものに即して時代の精神と様式を語ろうとする。そこに思いもかけず古仏鑑賞の真の醍醐味が姿を顕すのだ。

1989.10.05発売
スタ-リン
講談社学術文庫
スターリンの真実の姿を明かした注目の書。今世紀のもっとも偉大な権力者であったスターリン。権力につかれた、その一個の冷酷非道な人間の素顔を、政治的色彩をつけずに事実のみをつづった画期的な伝記。

1989.10.05発売
常世論 日本人の魂のゆくえ
講談社学術文庫
常世とは、水平線の彼方に対する憧憬と死がまじり合ったもの。しかし常世は、祖霊の在(いま)す幽界や黄泉の国、そして沖縄のニライカナイともつながる。著書は、そうした世界が観念化される以前の原風景を求めて、補陀落(ふだらく)渡海や浦島伝説、また産小屋の問題などに立ち向かう。新しい発見の感動に支えられて、柳田・折口両先学らの論を一歩進めようと、日本人の原郷意識に挑んだ谷川民俗学の代表作の1つ。
1989.10.04発売
背徳の詩集
文芸(単行本)
男の野心と欲望の果てを描くミステリー長篇恋人の疑惑の死、重役秘書から専務令嬢への綱渡り。女を踏み台にし、エリートへの階段を昇る男の挫折とは? 連環する犯罪と、大いなる野望を抱く男たちの悲劇!

1989.10.04発売
七・錯乱の論理・二つの世界
講談社文芸文庫
常に世界に開かれている透徹したリアルな眼。文学・思想の至高を終生求めつづけた強靱な芸術家魂。ブリリアントな論理と秀抜この上ないレトリック。真の前衛・花田清輝の初期小説・「七」「悲劇について」、「復興期の精神」と比肩する初期エッセイ集「錯乱の論理」、「沙漠について」「動物・鉱物・植物」等の名篇を含む「二つの世界」を合わせて収録。

1989.10.04発売
硝子障子のシルエット 葉篇小説集
講談社文芸文庫
平穏な日常のありふれた出来事。その空間で交錯する家族の心……窓の硝子越しに見えるオーバーの影絵。魂の抜けたぬけがらの自分。精神を畏縮させる危うさが、深く妖しく映し出される。表題作「硝子障子のシルエット」ほか珠玉の30篇を収める葉篇小説集。毎日出版文化賞受賞。

1989.10.04発売
信長・イノチガケ
講談社文芸文庫
「死のうは一定」――姑息因循な“時代”の壁を蹴破り、闊達自在の“自由”を生きた、先駆する“近代”織田信長。天下周知の笑い者が、一瞬にして変貌、屹立する――この稀代の人物を史実を踏まえ、作者の凛質と独自の文学的手法で活写した傑作長篇「信長」とキリシタン受難史を描いた「イノチガケ」他2篇。

1989.10.04発売
意味という病
講談社文芸文庫
日本のシェークスピア論のパラダイムを批判し、明晰な論理と思考の下に、新しい「マクベス」像を描く、柄谷行人の初期秀抜エッセイ「マクベス論」をはじめ、秀作『マルクスその可能性の中心』につながる、その明視力の圧倒的展開を収録。

1989.10.02発売
新・平家物語(十六)
平家が西海の藻屑と消えてわずか半年後、武勲第一の義経は、それまで指揮下にあった頼朝の兵に追われる身となった。吉野から多武ノ峰、伊勢、伊賀――息をひそめて主従7人、平家の残党の如く生きる。静(しずか)を見捨ててまでの潜行につぐ潜行。義経はひたすら東北の空に仰ぐ。そこには、頼朝の最も恐れる藤原3代の王国が――。人間の愚、人間の幸福をきわめつづけた吉川文学の総決算、ここに完結。
息をひそめて潜行する義経主従の行く先は? 平家が西海の藻屑と消えてわずか半年後、武勲第一の凱旋将軍義経は、それまで指揮下にあった頼朝の兵に追われる身となった。愛する静を見捨ててまでの潜行が続く。

1989.10.02発売
新・平家物語(十五)
義経必死の腰越状も、兄頼朝の勘気を解く手だてにはならなかった。義経斬るべしの声は、鎌倉方の決意となってゆく。そして堀川夜討ちは、両者決裂の烽火であった。頼朝は大軍を率いて黄瀬川に布陣。運命の皮肉と言おうか、あのとき手を取り合った弟を討つための夜営になろうとは!この日から義経は失墜の道を歩む。波荒し大物の浦、白魔に狂う吉野山。悲劇は義経1人にとどまらない……。
時の流れが、頼朝・義経兄弟の溝を深くする。義経必死の腰越状も、頼朝の勘気をとく手だてにはならなかった。義経斬るべしの声は、鎌倉方の決意になってゆく。そして堀川夜討ちは両者決裂の烽火であった。

1989.10.02発売
上杉謙信
謙信を語るとき、好敵手・信玄を無視することはできない。精捍孤高の武将謙信と千軍万馬の手だれの武将信玄。川中島の決戦で戦国最強の甲軍と龍攘虎搏の激闘を演じ得る越軍も、いささかもこれに劣るものではない。その統率者・謙信と彼の行動半径は――?英雄の心事は英雄のみが知る。作者が得意とする小説体の武将列伝の1つであり、その清冽な響きは、千曲・犀川の川音にも似ている。

1989.10.02発売
鳴門秘帖(三)
弦之丞を恋するお綱、お綱を追うお十夜。弦之丞はお千絵を想い、お千絵は旅川周馬に迫られる。恋と剣のまんじ巴は、木曽から鳴門の汐路へとつづく。阿波藩を動かす竹屋三位卿は、弦之丞の前に立ちはだかる強敵であり、剣山の間者牢に年久しくつながれる甲賀世阿弥の死命をあずかる非情の人でもあった。いま、山頂の牢を前にして、幕府方、勤王派の最後の死闘が繰り広げられる。
1989.10.02発売
シンガポ-ル蜜月旅行殺人事件
講談社ノベルス
新妻の死の謎に挑むキャサリンの鋭い推理.ハネム-ンツア-にもぐりこんだキャサリンは,新妻の水死事件に遭遇,怪しいとにらんだ添乗員は毒を飲んで自殺してしまった.だがそれが殺人であると見ぬき……
1989.10.02発売
武蔵野薔薇夫人
講談社ノベルス
肉の罠におちた若妻の長編官能サスペンス.土地高騰のおかげで資産家になった村山家の一人娘・夏希は,こともあろうに新婚旅行先の長崎でレイプされてしまった.その背後には,男たちの野望と色と欲が……
1989.10.02発売
深夜プラスVIPの罠―カゲキ美人署長・竜子警視正2
講談社ノベルス
ボディコン署長、竜子警視正の活躍第2弾!犯罪都市新宿中央署長として颯爽とデビューした竜子警視正に一通の脅迫状が届いた。そして恋人春彦にも魔の手が……。書下ろし・ユーモアミステリーの傑作!