新刊書籍

レーベルで絞り込む

わが子育て論
1980.08.11発売
わが子育て論
著:三好 京三,装丁:亀倉 雄策,その他:市川 英夫,イラスト:荒野 直恵
講談社文庫
小説「子育てごっこ」の直木賞作家による、感動的実践教育論。「漢字の関所」「ぐるぐる作文」などの創意にみちた指導法を具体例として示しながら、厳しいふれ合いのなかにこそ生まれる真の子育てをすすめる。落ちこぼれが深刻な社会問題と化している今日、教育現場の先生たち、子どもを持つすべての親たちの必読の書。
電子あり
烙印の女たち
1980.08.11発売
烙印の女たち
著:澤地 久枝,解説:結城 昌治,装丁:亀倉 雄策,その他:秋山 法子
講談社文庫
スキャンダラスな事件の裏の人生模様を描く。事件の渦中に立たされ烙印を押された女たち。彼女らの閉じられた心の深奥に分入り、その苦渋、怖れ、ためらいを共にし、恵まれぬ人生の素顔を描く、迫真のルポ。 ……世間は、簡単に〈烙印〉を押し、忘れない。烙印を押された側に、どんな秘めた思いがあるのか、思いやろうとする暇もなく、次々と事件は起き、流れ去ってゆく――。少女誘拐殺人事件、足利銀行二億円詐取事件、加藤新一老の悲願を支えた長女……6つの事件の中の女性たちを追い、人生の重さを伝える、迫真のルポルタージュ。
電子あり
大日本人名辞書(5)
1980.08.08発売
大日本人名辞書(5)
編:大日本人名辞書刊行会,装丁:菊池 薫,その他:蟹江 征治
講談社学術文庫
本書は明治十九年に初版刊行以来、学者や専門家だけでなく、広く一般教養人に支持されて多くの版を重ね、更に増訂を繰り返し、不朽の名辞典として定評を得た。遠く記紀神話の神々から昭和初年の重要人物まで、日本歴史上の主要人名は完全網羅。ことに古今の文献を博捜した精細な記事は、読んでおもしろいとの評判を呼んだ。さらに本最終巻には名家系譜・歴史年表・刀剣鍛冶叢伝など他に類を見ない貴重な歴史資料をも収録した。
電子あり
大日本人名辞書(4)
1980.08.08発売
大日本人名辞書(4)
編:大日本人名辞書刊行会,装丁:菊池 薫,その他:蟹江 征治
講談社学術文庫
「明治文化の黎明期にあって、此の書を得たる吾人は、恰も暗夜に橙火を得たるが如く、政治家・学者・武人・美術家・工芸家等、歴史上の人物は容易に検索せられ、然かも風貌を髣髴せしめて、学界に稗益するところ頗る大いなるものがあった。(三度目の補訂が)昭和十一年晩冬に至って完了し、収録された人物は益々広汎となり、記事は愈々精密を加え、ここに面目を一新して世に公にするに至ったことは、学界の一大福音である」 「明治文化の黎明期にあって、此の書を得たる吾人は、恰も暗夜に橙火を得たるが如く、政治家・学者・武人・美術家・工芸家等、歴史上の人物は容易に検索せられ、然かも風貌を髣髴せしめて、学界に稗益するところ頗る大いなるものがあった。(三度目の補訂が)昭和十一年晩冬に至って完了し、収録された人物は益々広汎となり、記事は愈々精密を加え、ここに面目を一新して世に公にするに至ったことは、学界の一大福音である」(藤村作氏序文より)
電子あり
大日本人名辞書(3)
1980.08.08発売
大日本人名辞書(3)
編:大日本人名辞書刊行会,装丁:菊池 薫,その他:蟹江 征治
講談社学術文庫
「明治十七年十二月、田口先生年歯三十歳にして大日本人名辞書の編集に着手し、同十九年四月、その刊行を見たものである。この独創的一大人名辞書が、当時なお幼稚であった我が学界に与えたる衝撃と利便とは、天来の福音であったことは、固より言うまでもない。校訂新版の増補に関しては、各自専門大家の分担執筆を請い、刻苦勉励の末、字数概算二百万字を加え、総頁数四千頁、実に浩瀚無比の一大人名辞書が現出した」 「明治十七年十二月、田口先生年歯三十歳にして大日本人名辞書の編集に着手し、同十九年四月、その刊行を見たものである。この独創的一大人名辞書が、当時なお幼稚であった我が学界に与えたる衝撃と利便とは、天来の福音であったことは、固より言うまでもない。校訂新版の増補に関しては、各自専門大家の分担執筆を請い、刻苦勉励の末、字数概算二百万字を加え、総頁数四千頁、実に浩瀚無比の一大人名辞書が現出した」(新訂版序文より)
電子あり
大日本人名辞書(2)
1980.08.08発売
大日本人名辞書(2)
編:大日本人名辞書刊行会,装丁:菊池 薫,その他:蟹江 征治
講談社学術文庫
「大日本人名辞書は、国史大系と共に、故田口博士が我学界に遺される二大偉業たり。想うに本書は、単に本邦人名辞書の嚆矢たるのみならず、その代表的のものとして殆ど唯一のものたり。その博綜網羅、殆ど遺す所無く、版を重ねるに随うて屡々訂正増補を加え、その利用の範囲いよいよ広くして、ただに学者文人のみならず、また好古玩古の士の座右必須の伴となり、日常暫くも欠くべからざる書となれり」」(辻善之助氏序文より) 「大日本人名辞書は、国史大系と共に、故田口博士が我学界に遺される二大偉業たり。想うに本書は、単に本邦人名辞書の嚆矢たるのみならず、その代表的のものとして殆ど唯一のものたり。その博綜網羅、殆ど遺す所無く、版を重ねるに随うて屡々訂正増補を加え、その利用の範囲いよいよ広くして、ただに学者文人のみならず、また好古玩古の士の座右必須の伴となり、日常暫くも欠くべからざる書となれり」(辻善之助氏序文より)
電子あり
大日本人名辞書(1)
1980.08.08発売
大日本人名辞書(1)
編:大日本人名辞書刊行会,装丁:菊池 薫,その他:蟹江 征治
講談社学術文庫
本書は、明治十九年初版発行、昭和十一年新訂版発行、昭和四十九年に小社より復刻版を刊行した『大日本人名辞書』(全五巻)をそのままの内容で縮刷し、学術文庫に収録するものである。本書はもと田口卯吉の編集にかかり、独創的な名辞典として広く流布普及した。以来半世紀にわたって改訂増補を重ね、ここにみる「新訂版」として完成した。人物の網羅、記事の精確、収録の広汎等我が国人名辞典の王者として不朽の名著である。
電子あり
社会主義
1980.08.07発売
社会主義
著:マックス・ウェ-バ-,訳:浜島 朗
講談社学術文庫
マルクスは、所有理論に基づいて資本主義を批判し社会主義への展望を打ち出したが、それは「支配の社会学」を閑却していた。本書は、歴史は合理化の過程であるという観点から、社会主義のもつ歴史的宿命、すなわち、官僚制の強大化を指摘したウェーバーの講演の全訳・解説である。ウェーバーの洞察は、現代社会主義の抱える諸問題を鋭くつき、われわれを驚嘆せしめる。社会主義に対決するウェーバーの姿勢を知るうえの格好の書である。
鉄道の科学 旅が楽しくなる本
1980.07.16発売
鉄道の科学 旅が楽しくなる本
著:丸山 弘志,装画:真鍋 博
ブルーバックス
最新鉄道科学の精髄 ドアの力はどれくらい?――すぐ開いても危いし、強すぎても困るのだが。 突然ふるえ出す電車――蛇行動はどうして発生するか? 鉄のレールの上を鉄の車輪がどうして走れるのか?――カギは粘着力。 カルダンとは何ぞや?――機械といえばまず駆動装置を描いてほしい。 600メートルが勝負?――発電・回生ブレーキのメカも知っておこう。 連結器の秘密――全国一せいに取り替えるときが大変だった。 ML500のメカは?――時速500キロはすでに達成されている。
真説シャーロック・ホームズ 世紀末の美と風景のなかで
1980.07.14発売
真説シャーロック・ホームズ 世紀末の美と風景のなかで
著:小林 司,著:東山 あかね,その他:亀倉 雄策,装丁:紅谷 一雄
講談社文庫
19世紀末に活躍した名探偵ホームズは、今日なお愛され、語られるヒーローだ。本書は彼の眼に映ったロンドンの生活と風俗を、当時の写真で再現し、その人柄を描き尽した評伝を収録する。ホームズは今、不安と倦怠に満ちた時代背景を伴って、私たちの前に初めて真実の姿を現わしたのだ。
電子あり
ムーミンパパ海へいく
1980.07.11発売
ムーミンパパ海へいく
著:トーベ・ヤンソン,訳:小野寺 百合子
講談社文庫
かわいいムーミントロールとやさしいママ、おしゃまなミイにすてきな仲間たち。毎日が平和すぎてものたりないムーミンパパは、ある日1家と海をわたり小島の灯台守になります。海はやさしく、あるときはきびしく1家に接し、パパはそんな海を調べるのにたいへんです。機知とユーモアあふれるムーミン童話。
ぬばたまの…
1980.07.10発売
ぬばたまの…
著:眉村 卓,解説:山本 明,装丁:亀倉 雄策,装画:山田 維史
講談社文庫
晩秋の遊園地で、ふと迷い込んだ不気味な「ぬばたま」の世界……この薄明の世界は何を意味するのか? 突如現れる主人公の分身は、いったい何者なのか? 眉村卓が新分野に挑んだ異色長編。 ハードSFの旗手・眉村卓が、新分野に挑戦し、見事に書きあげた、異色の長編力作。晩秋の遊園地で、ふと迷いこんだ不気味な「ぬばたま」の世界……ドラマが展開するこの薄明の世界は、何を意味するのか? 突如あらわれる主人公の分身は、いったい何者なのだろうか? 不思議な魅力で読者に迫る力作。
電子あり
わが町
1980.07.10発売
わが町
著:阪田 寛夫,その他:鬼内 仙次,装丁:亀倉 雄策,装画:山城 隆一
講談社文庫
いまは失われた大阪の町並みに道筋に、ユニークな人物がぞくぞく立ち現れる。人間くさく、おかしく、ぶきっちょで、ペーソスにみち、そしてついにいとおしい人間たち。過ぎ去った幼なかりし若かりし季節、そこで出会い別れた愛すべき人々へのいちずな思いをうたって、笑いと涙を呼ぶ人間讃歌。連作長篇の名品。
電子あり
この父にして 素顔の斎藤茂吉
1980.07.10発売
この父にして 素顔の斎藤茂吉
著:北 杜夫,著:斎藤 茂太,解説:本林 勝夫,装丁:亀倉 雄策,装画:和田 誠
講談社文庫
「赤光」をはじめとする多くの歌集や評論集「柿本人麿」などの名著で、大正・昭和の歌壇に不滅の足跡を遺す斎藤茂吉。この不世出の大歌人を父に持つ、ふたりの兄弟、精神科医・斎藤茂太と作家・北杜夫が談論風発、肉親にして初めて知り得た興味ある事実を明らかにしながら、隠された茂吉の生涯を語る、異色の対談集。
電子あり
蜃気楼の帯
1980.07.09発売
蜃気楼の帯
著:戸川 昌子,解説:北上 次郎,装丁:亀倉 雄策,装画:谷口 茂
講談社文庫
アナウンサー・藤野絵里子は、アフリカの重要人物に会見するため、ダカールに着いた。空港から次の土地へ向おうとしたとき、バスが兵隊の検問を受け、一人の黒人客が連行される。彼は直前、絵里子に小箱をそっと托した。箱の中味は、不気味なゴリラの手首! 動乱のアフリカを舞台に、鮮烈なサスペンスを描いた傑作長篇。
電子あり
妾宅・本宅 小説・人生相談
1980.07.09発売
妾宅・本宅 小説・人生相談
著:田辺 聖子,装丁:亀倉 雄策,装画:和多田 勝
講談社文庫
僕が結婚するとき、お袋は別居を宣言した。もの分りがいい、と喜んだが成行きは大違い。買ってくれたクルマや電話がすべて、僕をひんぱんに呼びつけるための小道具だった。僕にとってお袋の家が本宅、女房のいる家は妾宅並み……。人生相談形式で、ドッキリするような人生、男女の機微を軽妙に描いた、出色の連作。
電子あり
ギリシャ正教
1980.07.08発売
ギリシャ正教
著:高橋 保行
講談社学術文庫
キリスト教といえば西洋のものと考える人が多い。しかし、キリスト教初代からの伝統をいまなお保持しているギリシャ正教を知ると、その見方が誤まりであることに気がつく。ビザンチン文化やドストエフスキイの思想などを通して断片的に知られているにすぎないこのギリシャ正教の全貌を、本書はわが国で初めて体系的に紹介するとともに、西洋のキリスト教とその文化の原泉を問い、私たちの通念そのものをただす注目の書である
茶器と懐石
1980.07.08発売
茶器と懐石
著:桑田 忠親,装丁:志賀 紀子,その他:蟹江 征治
講談社学術文庫
(本書では)茶の湯をおこなううえにおいて欠くべからざる茶器の起源・変遷、名物茶器の由来、それにまつわる逸話などを紹介してみた。そして、唐物、高麗・李朝物、南蛮物、和物など、あらゆる茶器の名品が、いかなる茶人たちによってその真価を認められ、珍重されたかなどについて詳述した。また、懐石のほうは、史上における一流茶人の懐石料理や器具の実例を紹介し、現代の懐石のありかたについて、一言批判を添えた。(「まえがき」より)
仏陀のおしえ
1980.07.08発売
仏陀のおしえ
著:友松 円諦
講談社学術文庫
著者は、明治・大正・昭和を通じ、二千五百年の伝統ある仏教を、再び世に活かしえた天才であった。本書は、実践と学問を通じて現代人の真の仏教とは何かを把握した著者が、日本仏教諸宗派を総括し、仏教の内容をなす三つの不変なるもの、すなわち、仏・法・僧の「三宝」を中心にして、仏陀のおしえの根本義を誰にでも理解できる平易な言葉で著した最高の仏教入門書である。仏教という巨大なおしえの最重要の問題点が説かれている。
近世日本国民史 西南の役(五) 熊本城攻守篇
1980.07.08発売
近世日本国民史 西南の役(五) 熊本城攻守篇
著:徳富 蘇峰,その他:平泉 澄,その他:蟹江 征治,装丁:志賀 紀子
講談社学術文庫
「天下人心の向背は、この一挙にあり!」、熊本城を抜くか、これを守備するか。瀑布の落下するごとく城下に雪崩込む薩軍の前に、鎮台司令長官谷千城は「守備戦略」をもって対峙。しかも、政府軍は有栖川宮をいただき、第一、第二旅団を派遣、掎角の策に出る。対する薩軍の眼中には熊本城はなく、鎧袖一触、これを蹴破すべしとなし、何ら計画準備なくいたずらに精兵を堅城の下に疲困せしめ、ついに消極戦をもて始終するに至った。
電子あり