キャラバンカー
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隊長日記(1号車)

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月がわりで「隊長さん」が、訪問先での出来事をつづっていますヽ(^o^)丿

 

2016年1月 三重県編
加藤惠里 隊長

 

 

1月の1号車は、今年5月にサミット会場となる三重県を訪問します。

前日、鈴鹿市白子の伊勢型紙資料館に行きました。細かな作業で作られた芸術品の美しさにため息がでました。豊かな気持ちで、明日からがんばります。


 

 

1月17日(日)

 

 

霜柱の薄く白いベールがかかった畑に白い霜がついた木々、さわやかな冬の朝です。これから会える子どもたちを思いながら、7時45分、伊賀市に向けて鈴鹿市を出発しました。
 午前は、あやま文化センター。
 予定の3倍の人数の子どもたちと保護者のみなさんが集まってくださいました。お父さんといっしょでうれしそうな女の子が、『たべもの だーれ?』で積極的に答えてくれて、だんだんと声も大きくなりました。それにつられて子どもたちの声もふえていきました。『はっきょい どーん』では、後ろの方で立って聞いていた男の子が、そのうちに自分もお相撲さんになりきって、手を大きく動かしていました。『ゴリララくんのコックさん』では、壁ぎわにすわっていた女の子が、ちくわの穴にいれるものに首をふって反応していました。
 キャラバンカー見学では、「新刊本がそろっていてうれしい」との、お母さんたちの声がありました。


 

午後は名張市のブックスアルデ。「ここからがいい」と、後ろの柱の陰から聞いてくれた男の子が。
『どうぶつ連想 それ、だーれ?』『おいし~い』『ライオンをかくすには』ほか。紙芝居『もったいないばあさん まほうのくにへ』を読みました。


 

1月18日(月)

 

午前は伊賀市の曙保育園。城下町の雰囲気に合う建物の保育園です。雨なのでキャラバンカー見学は屋根付き駐車場で。 2階のおはなし会会場のホールの窓からは、遠くに上野城が見えました。
 おはなし会は3回です。2歳の女の子とお話ししたら、「私のお誕生日はね」と教えてくれ、なんと隊長と同じ日でした!
 年齢ごとに紙芝居を替え、『ショコラちゃんのおでかけドライブ』では、数名のお友だちが、思わずパンを選びに紙芝居の前まできてしまいました。ボランティアさんも、それぞれに大型本『おめんです』『サンドイッチサンドイッチ』『あるのかな』を読んでくれました。
 最後にどの本がよかったかの問いに「ぜーんぶよかった」と。


 

午後は放課後児童クラブ 第2風の丘。雨もやみ、学校を終えてランドセルを背負った子どもたちが、キャラバンカーを見て、明るい表情で走ってきます。そのうきうきした気持ちが伝わってきて、こちらまで元気になりました。気に入った本を見つけて、友だちと楽しそうに読んでいました。
 狂言えほん『しどうほうがく』は、ページをめくるごとに笑いがおこりました。『はっきょい どーん』は、インパクトのある絵と少ない言葉が子どもたちをひきつけました。ほかには『ハコちゃんのはこ』『うきうきしたら』『ねこ どんなかお』を読みました。


 

1月19日(火)

 

午前は亀山市立野登小学校。1~6年生です。寒いのでキャラバンカーから本を選んで体育館で。先生がストーブやマットを用意してくださいました。
 おはなし会では、4~6年生に『ともだち』。先生から「とてもいい本、買います!」とお言葉をいただきました。あと『あらしのよるに』ほか。1~3年生には『すやすやタヌキがねていたら』『はじめてのもり』

『ぴっけやまのおならくらべ』ほかを。

高学年の子どもたちに読むことが少ないため、どのような感想をもたれたか校長先生にうかがってみました。「絵本から離れたばかりの学年の子どもたちを、また絵本の世界にもどせる良い機会になりました」とのお答えをいただき、とても感激しました。
「絵本は高学年になるとなかなか図書館では借りにくいですが、本が苦手な子にとっては絵本なら親しみやすい」とのこと。子どもたちと本を繫ぐきっかけになるなら、こんなにうれしいことはありません。

野登小学校では6年生が自分で和紙をすいて、それが卒業証書になるのだそうです。亀山市はミツマタの保護のための植樹もしていて、地元の和紙の文化を大切にしているそうです。手作りの卒業証書とは、なんてすてきですばらしいのだろうと思いました。校庭横に植えられているミツマタの木がしあわせそうに見えました。
 帰るとき、数人の男の子たちが「おもしろかった」と駆け寄ってきてくれました。「次はどこでやるの」とドライバーさんに日程を聞いていた3年生の男の子、次の土曜日の会場にきてくれるそうです。うれしくなりました。

 


 

午後は、鈴鹿市立深伊沢保育所。移動中は、絵本のようにきれいな水色の空に白い雲でしたが、鈴鹿山脈からとても冷たい風がふいてきます。ボランティアさんが鈴鹿おろしというのだと教えてくれました。
『いちにちおもちゃ』をボランティアさんが読もうとすると、「その本知ってる」と。「知ってても聞いてくれる?」「聞いてあげるよ」と答えてくれました。
 その言葉どおりに、しっかり聞いて、楽しんでくれました。知っている本でも、また聞いて手にして、そのたびに心に思うものや感じるものがあるのでしょう。









 


 

子どもたちから元気をいただき、楽しく過ぎた3日間。絵本の世界をうまく届けられたかな。みなさまに感謝!


おすすめ今月の隊長おススメ!

しどうほうがく
文/もとしたいづみ
絵/青山友美

新しい楽しい絵本もたくさんありますが、日本の古くからのお話も伝えていきたいと思います。狂言えほんシリーズの一冊です。
 場面やセリフの繰り返しがあり、子どもたちにもわかりやすい絵本です。たろうかじゃが、せきをしてから、次のページをめくる時の間がポイントです。繰り返すうちに子どもたちは、次のシーンを想像していきます。その期待に応えるように、次のページをめくって読むとよいと思います。