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お助け河岸
オタスケカシ

江戸の下町、居酒屋「上州屋」にあつまる常連のなかで、奇妙な話が流れた。どこの河岸かはわからないが、その河岸に悩みをもつ者がたたずむと、きっと「旦那」があらわれて窮境を救ってくれる……そこを「お助け河岸」と呼ぶそうな。上州屋の常連客のなかに、いわくありげな隠居がいる。そして、若い浪人・仙之介の闊達な飲みっぷりに、看板娘のお菊はぞっこん惚れていた。その頃、江戸の町に、奇怪な殺人が続発する。第一の殺人は、質屋の番頭・和三郎、彼は「お助け河岸」を探すうちに殺されたらしい。事件の探索に仙之介が立った。意外や若きこの浪人剣土の腕の冴え!
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書誌情報
紙版
発売日
1971年08月12日
ISBN
9784061116276
判型
新書
価格
定価:352円(本体320円)
ページ数
239ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2021年08月13日
JDCN
06A0000000000303606P
著者紹介
装丁: 佐多 芳郎(サタ ヨシロウ)