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2025.07.16発売
大谷マーケティング 大谷翔平はなぜ世界的現象になったのか?
星海社新書
野球界と広告界、2つの世界を制覇した大谷翔平の秘密に迫る
大谷翔平のメジャーリーグでの活躍は毎日のようにニュースになり、多くの史上初記録を生み出しています。しかし、大谷の本当のすごさは野球界のみならず、広告界も制覇したことにあります。大谷は年俸を超える年間100億円もの広告を獲得し、今や日本では彼の広告を見ない日はなくなりました。そしてアメリカでも大谷翔平は社会現象となりつつあります。一体なぜ大谷は前代未聞の世界的熱狂を巻き起こしたのか、その背景にはいかなるマーケティング戦略があったのか――アメリカでマーケティングに携わる著者が、実体験を交えながら考察します。
*以下、本書目次より抜粋
まえがき ロサンゼルス在住マーケターから見た大谷翔平
第1章 誰が大谷翔平に熱狂しているのか
第2章 大谷はエンゼルスに何をもたらしたのか
第3章 エンゼル・スタジアムを彩った広告たち
第4章 ドジャース移籍で大谷のバリューはどれだけ上がった?
第5章 大谷翔平広告の批判
第6章 大谷翔平から見るアメリカ経済
第7章 大谷翔平をマーケティングで活かす方法
あとがき

2025.07.16発売
「あの戦争」は何だったのか
講談社現代新書
日本はどこで間違えたのか?
掲げた理想はすべて誤りだったのか?
「大東亜」は日本をどう見ていたか?
戦後80年、今こそ問い直す「私たちにとっての戦争」とは。
『「戦前」の正体』の著者が、右でも左でもない「われわれの物語」を編みなおす
現代人のための新・日本近現代史!
「日本の過ちばかりを糾弾することでも、日本の過去を無条件に称賛することでもない。過ちを素直に認めながら、そこに潜んでいた“正しさの可能性”を掘り起こす、言い換えれば「小さく否定し、大きく肯定する」語りを試みることである。それこそが、われわれの未来につながる歴史叙述ではないだろうか。
本書は、そのようにしてあの戦争を現在につながる大きな流れへと接続し、「われわれ」の物語を創出するための試みである。」 ――「はじめに」より
【本書の構成】
はじめに
第一章 あの戦争はいつはじまったのか――幕末までさかのぼるべき?
第二章 日本はどこで間違ったのか――原因は「米英」か「護憲」か
第三章 日本に正義はなかったのか――八紘一宇を読み替える
第四章 現在の「大東亜」は日本をどう見るのか――忘れられた「東条外交」をたどる
第五章 あの戦争はいつ「終わる」のか――小さく否定し大きく肯定する
おわりに
【本書の内容】
●日中戦争を「支那事変」と呼んだ背景
●「ペリーこそ戦犯」と主張した石原莞爾
●「アジア・太平洋戦争」か、それとも「大東亜戦争」か
●米英との「協調外交」は可能だったのか
●南部仏印進駐という「大失敗」
●近衛文麿の「知られざる慧眼」
●東条英機による「史上初のアジア外遊」
●「油田地帯」パレンバンの現状
●ジオラマ化された「日本の強制労働」
●南京大虐殺記念館の「意外な実態」
●「大東亜共栄圏はプロパガンダ」か ……ほか

2025.07.16発売
赤本 公認心理師国試対策2026
《 本 書 の 特 長 》
2025年3月実施の第8回国家試験の全154問を解説。国家試験出題基準と同じ24の大項目に分類して問題を配置しているので学習しやすい。
今回の付録は、「ブループリントキーワード解説」を掲載。重要語句を確認しよう。(前回の付録「過去問付き重点対策」と合わせて学べば得点力さらにUP!)
2026年実施予定の第9回国試向け。

2025.07.16発売
なぜ社会は変わるのか はじめての社会運動論
講談社現代新書
社会はひとりでに変わっていくわけではない。そこには必ず「変えた」人たちがいる。
デモにストライキ、不買運動…社会運動はどのようにして起きるのか。
気鋭の社会学者による、日本初となる社会運動論の入門書!
【目次】
第一章 社会運動とはなにか
第二章 集合行動論
人々は怒り・不平・不満から立ち上がる?
第三章 フリーライダー問題から資源動員論へ
資源と組織が運動を制する
第四章 政治過程論/動員構造論
既存のつながり、政治側の動向、「成功しそう」と思えるかどうか
第五章 政治的機会構造論
政治の側の「聞く耳」を計測する
第六章 フレーム分析
社会運動の「伝え方」と「受け取り方」
第七章 新しい社会運動論
マイノリティによる私的な領域を通じた運動
第八章 社会運動と文化論
資源でも組織でも政治的機会でもなく
第九章 2000年代の社会運動論
MTTの理論と経験運動論
第十章 社会は社会運動であふれている

2025.07.16発売
生命の起源を問う 地球生命の始まり
ブルーバックス
地 本書は、科学に興味をもつ者にとって、永遠の問いの一つである、「生命とは何か」「生命の起源はどこにあるのか」の本質に迫る企画である。著者は、東京科学大学の教授であり、地球生命研究所の所長である、関根康人氏。土星の衛星タイタンの大気の起源、エンセラダスの地下海に生命が存在しうる環境があることを明らかにするなど、アストロバイオロジーの世界的な第一人者である。
46億年前の地球で何が起きたのか? 生命の本質的な定義とは何か? 生命が誕生する二つの可能性などを検証していきながら、著者の考える、生命誕生のシナリオを一つの「解」として提示する。
我々とは何か、生命とは何か、を考えさせられる一冊。
主な内容
◆世界最古の生命化石
◆生命の定義と細胞の基本図
◆生命を育む惑星の循環
◆スノーボールアース
◆大量絶滅
◆ミラーの実験 生命の起源をさぐる
◆原始の地球はどのような環境だったのか
◆オパーリンの化学進化説
◆月の探査が原始の地球を教えてくれる
◆ジャイアント・インパクトの二つの可能性
◆原始の生命とはどのようなものか
◆共通祖先LUCA
◆LUCA以前の原始生命たち
◆RNAワールド
◆さまざまな条件が交わる場所で生命は生まれた

2025.07.16発売
鳥の夢の場合
文芸(単行本)
デビュー作にして、第173回芥川賞候補作! 第68回群像新人文学賞受賞作! 「おれ、死んでもうた。やから殺してくれへん?」彼の胸に耳を当てた。するとたしかに心臓が止まっていた――。シェアハウスに住まう二人と一羽の文鳥。一つ屋根の下、同居人の蓮見から初瀬にもたらされた、気軽で不穏な頼み事。夢と現、過去と現在、生と死。あちらとこちらを隔てる川を見つめながら、「わたし」が決断するまでの五十五日。

2025.07.16発売
零戦搭乗員と私の「戦後80年」
太平洋戦争中、国のため、家族のため、そして何よりも愛する人のために命懸けで戦った零戦搭乗員たち。しかし、敗戦後は労われることもなく、石つぶてをもって追われた者もいた……。戦中・戦後の過酷な体験に、傷つき、貝のごとく口を閉ざしていた彼らだったが、戦後50年をきっかけに彼らの元を訪ねるようになった著者が、ときに門前払いに遭いながらも、彼らの心を解きほぐし、これまで一度も語られることがなかった貴重な証言を集めてきた。
本書は著者がどのようにして元零戦搭乗員たちを見つけ、つながり、また貴重な証言を引き出してきたのか、またその取材過程で垣間見えた元隊員たちの苦悩も描く。戦中そして戦後の80年も含めた戦争を見つめなおす証言集。
序 章 一九九五年。阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、そして戦後五十年
第一章 出逢い。幼稚園の園長を務める歴戦の零戦搭乗員
第二章 零戦搭乗員会へ「何しに来たの? 俺は忙しいんだ」
第三章 新鋭機紫電改を育て上げ、実業界で成功した名パイロット
第四章 戦後、レコード会社で活躍した無敵の飛行隊長
第五章 伝説の零戦隊指揮官が語った戦後日本への失望
第六章 支那事変から終戦までを見届け、戦後は土とともに生きた元特攻隊員
第七章 「ゼロファイターゴッド」と呼ばれた男の矜持
第八章 「空戦が恐ろしくなった」と率直に語ったベテラン搭乗員
第九章 負け戦の経験がない名手にとって戦争とはなんだったのか
第十章 初の著書『零戦の20世紀』。そして「生きた証人」たちそれぞれの戦後

2025.07.16発売
戦争特派員は見た 知られざる日本軍の現実
講談社現代新書
「状況芳しくなく、腹は決まっています」
「これが最後の通信になるかもしれません」
「足の悪い者や病人は濁流の中に呑まれて行く」
最前線、爆弾投下、連絡員の死、検閲……
何が写され、何が写されなかったのか?
兵士からは見えなかった〈もうひとつの戦場〉
「太平洋戦争勃発の際、ハワイでの奇襲攻撃は知っていても、その数時間前に日本軍の銀輪部隊(自転車部隊)がマレー半島を南下し、戦争勃発の引き金となった事実は、少なくとも日本では風化された記憶になっている。
一方で、戦争の被害を被ったマレーシアやシンガポールでは、こうした戦争の記憶は、学校や博物館だけでなく、家庭内でも継承され続けている。戦争に関する記憶のギャップは著しい。
世界で戦争や紛争が続く中、私たちにとって「戦後」とは何なのだろうか。
果たして、戦争の記憶を継承することはできるのか。
特派員たちは現場で何を見たのか。
ひとりひとりの仕事と人生を追うことで、知られざる「戦争の実態」が見えてくる」――「プロローグ」より
【目次】
第一章 戦争は報道を変えたか
第二章 特派員の叫びは新聞社首脳の耳に届いたか
第三章 戦時下中国で記者が取材したこととは?
第四章 帝国日本の周縁で何が起きていたか
第五章 南方で軍と新聞社は何をしていたのか
第六章 「不許可」写真は何を写していたか/写していなかったか

2025.07.16発売
宇宙線のひみつ 「宇宙最強のエネルギー」の謎を追って
ブルーバックス
村山斉さん(東京大学Kavli IPMU初代機構長)絶賛!
「宇宙から来るメッセンジャー。
ブラックホールの内部や星の爆発を探る、
宇宙線研究者の壮絶な戦い」
素粒子、ビッグバン、生命進化――
すべてのカギは宇宙線が握っていた!
1912年の気球実験で存在が明らかになって以来、はるか宇宙の彼方から届く「謎の手紙」として、宇宙物理学者たちの好奇心を刺激し続けてきた「宇宙線」。その研究からは、「反物質」や「素粒子」の発見、46億年におよぶ太陽活動の歴史、巨大な物質を透視する「ミュオグラフィ」など、さまざま科学的叡智が生み出されてきた。本書では、世界的な話題を呼んだ“最強クラスの宇宙線”「アマテラス粒子」を発見した宇宙物理学者が、宇宙線研究100年の軌跡とその最前線を伝える。
【目次】
序章 アマテラス粒子の衝撃
第1章 宇宙から送られた「謎の手紙」
第2章 こんなにすごい宇宙線
第3章 「最強の宇宙線」を追え
第4章 極高エネルギー宇宙線の正体
第5章 天文学のパラダイムシフト
終章 2040年代の宇宙線天文学
「244エクサ電子ボルト」の衝撃/「アインシュタインの正しさ」を裏づけた宇宙線/「宇宙最強の粒子」と「宇宙最古の光」の衝突/生命は宇宙線が進化させた?/ピラミッドや火山を透視する「ミュオグラフィ」/「宇宙線の化石」からわかる太陽の歴史/天文学のパラダイムシフト……etc.

2025.07.16発売
音響監督の仕事
星海社新書
レジェンドが語る「音響監督」の黎明期から現代まで!
『鉄腕アトム』でアニメーションの世界に入り、1967年に『リボンの騎士』で音響監督デビュー。「音響監督」という言葉がなかった時代からアニメとともに歩み、音づくりの現場に立ち続ける著者が、いま音響監督の仕事を語る。本書を織りなす三つの〈音物語〉では「オーディション」や「アフレコ」、「声の芝居」といった役者たちが集う現場での考え方や、著者が関わった数々の名作の舞台裏、そして『鉄腕アトム』の頃の虫プロにまで遡る歴史が語られている。本書は、アニメを創り上げる数多くの人のつながりを記録する貴重なオーラルヒストリーであると同時に、アニメの音響の素晴らしさを次代に伝える一冊である。
*以下、本書目次より抜粋
まえがき アニメハック編集部
音物語1 音響監督が考えていること
音物語2 音響監督クロニクル
音物語3 音響監督はどう生まれたか
あとがき 明田川進
明田川進フィルモグラフィー 原口正宏(リスト制作委員会)

2025.07.16発売
『ちはやふる』と学ぶ かるた名人の集中力
星海社新書
かるた名人に学ぶ、勉強にも仕事にも使える集中力の極意
「かるたは集中力を身につける上で最高の教材である」
競技かるたで名人戦3連覇を果たし、かるたで養った集中力を駆使して京都大学首席合格を果たした粂原圭太郎名人はこう語ります。一枚の札への短期的な集中、試合前に札の配置を暗記する中期的な集中、一日がかりの試合で最後まで本気を出す長期的な集中――この3つの集中力があれば、勉強や運動などあらゆることに本気で向き合い、結果を出すことが可能です。本書では、かるた選手のみならず誰でも応用できる集中力のエッセンスを、かるた漫画の金字塔『ちはやふる』の名シーンを実際に見ながらわかりやすく深く解説します。
*本書目次
はじめに かるたと集中力の深い関係
勉強にも応用できる集中の力
集中力に人生を救われた経験
なぜ集中力を鍛えるのにかるたが最高なのか
集中力とは何か──学術的視点からの定義
集中力は誰でも鍛えられる
かるた名人たちの「異次元の集中力」
本書の構成について
第1章 集中力を高めるために大事なこと
集中力を高めるのに最も大事なのは「気持ち」である
気持ちは技術でコントロールできる
自分なりの理想像を作る
瞑想をする
常に成長を意識する ──「成長マインドセット」で集中力を高める──
逆境こそ楽しむ
「才能なんてない」と言う
第2章 集中力を最大限に活かす方法
姿勢を保つ
結果を集める
自分を追い込む
負けを原動力にする
どんな時でも本気を出す
数値目標を設定する
第3章 集中力を支える生活習慣のつくりかた
集中力は「その日、その瞬間」の積み重ね
集中力を持続させるには体力が大事
集中するための運動のコツ
集中するための食事のコツ
集中するための睡眠のコツ
ストレスと向き合うコツ
第4章 かるた名人&クイーンと語り合う「競技かるた最高峰の集中力」
川瀬将義・第68~70期名人に聞く集中力の極意
自見壮二朗・現名人、第71期名人に聞く集中力の極意
矢島聖蘭・現クイーン、第69期クイーンに聞く集中力の極意
おわりに

2025.07.16発売
現代ホラー小説を知るための100冊
星海社新書
日本の現代ホラー小説の歴史を100の名作で辿る!
貞子を生み出しホラー界に激震を走らせた鈴木光司『リング』が刊行、日本ホラー小説大賞が創設、角川ホラー文庫が創刊――日本のホラー小説史上の重大事件が続々と発生した1990年代。出版界を覆ったこのホラー小説の高波は、令和のいま巻き起こるホラーブームまで繋がっています。その潮流を辿るため、本書では『リング』が刊行された1991年から2024年までに刊行された日本のホラー小説より、100冊を厳選しご案内。ホラー小説の世界へ深く誘う〈併読のススメ〉も加え、総計200作品以上のホラー小説をご紹介します。怪異と恐怖の文学――ホラー小説の世界に、この本とともに呑み込まれましょう!
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
第1章 現代ホラー勃興
第2章 ベストセラーホラーの時代
第3章 世紀末ホラー黄金時代
第4章 多様化の時代
第5章 怪談文芸ムーブメント
第6章 混沌の一〇年代前半
第7章 現代ホラーの新しい波
第8章 令和のホラーブーム
評論 現代ホラーの新しい波
おわりに
現代ホラー年表

2025.07.16発売
異形に涙は流せない
星海社FICTIONS
『なまづま』『夜波の鳴く夏』で脚光を浴びたホラー小説界の傑物・堀井拓馬が、圧倒的な怪奇(グロテスク)の世界を織り上げて放つ、感涙の物語!
瘴気に侵され、丸ごと生きている器官は眼球と舌と性器だけとなった老人・灰汁食。
より卑しく醜いものへ生まれ変わる呪いをかけられた男・枯れ脚。
亡霊たちが跋扈する森の深奥で捨てられた子どもと潜み暮らす巨獣。
他人の瘴気を引き受けるため身体を激しく傷つけられる巫呪女の少女。
瘴気に満ちた世界を生きる異形たちに、救いはあるのかーー。

2025.07.16発売
祠破壊ホラー小説アンソロジー
星海社FICTIONS
依頼「祠が破壊されるシチュエーションを含むホラー小説を執筆してください」
星海社15周年記念企画!
依頼を託された豪華7名の作家が、新たな祠の創造と破壊に挑む!
〈収録作品〉
阿泉来堂「再会の首」
高校時代のクラスメイトとの甘き再会が、首をめぐる忌まわしき青春の記憶を呼び醒ますーー。
織守きょうや「山へ行け、祠を壊せ あるいは祠ハンターの狂気とその顛末」
「祠ハンター」と呼ばれる先輩の祠探しに付き合う怪異に遭いたい「僕」……謎めいた先輩の目的とは?
木古おうみ「古き良き海徒の祠」
夢でナニカの呼び声に苛まれ、幼い頃に過ごした孤島を訪ねた少年に、穏やかな島の不穏な真実が忍び寄るーー。
最東対地「閃光」
神威を放ち、敵の祠を破壊せよ! 祠神の加護者・祠ホルダーによる異能バトルロワイヤル!
柴田勝家「ギャルと祠破壊少年」
祠を破壊する姿をギャルに目撃されてしまった少年! 祠に祀られた「ンソロク様」の正体とは?
蝉川夏哉「その痛みを縁として」
「お姉ちゃんを返して」ーー祠に祈り「奇跡の聖女」と化した姉を救うため、妹は祠の破壊を決意するが……。
手代木正太郎「石祠」
子どもができないことに悩む夫婦が旅行で訪れた、うら寂しい海浜の町。そこには大量の石祠があったーー。

2025.07.16発売
鍵 筒井康隆自選恐怖小説集 新装版
星海社FICTIONS
これぞ! ツツイホラー!!
巨匠・筒井康隆による、キャリア初の恐怖(ホラー)小説集を新装復刊!
鍵、鍵、そして鍵が、忌まわしき青春の記憶を呼び覚ますーー「鍵」。
受信料の支払いを拒んだ男は公共放送の闇を目撃するーー「公共伏魔殿」。
その日突然、オニが会社にやって来たーー「死にかた」。
盲目の少女が辿る、猫とくさりの音と父の匂いの真実ーー「くさり」。
「かしゃん。かしゃん。かしゃん」……サルの玩具がもたらす最悪の結末ーー「母子像」。
ある中学校での飛び降り自殺の真相に迫るモキュメンタリ―ーー「二度死んだ少年の記録」など、日常を異界へと変貌させる16編!
〈収録作品〉
「鍵」「佇むひと」「無限効果」「公共伏魔殿」「池猫」「死にかた」「ながい話」「都市盗掘団」「衛星一号」「未来都市」「怪段」「くさり」「ふたりの印度人」「魚」「母子像」「二度死んだ少年の記録」(全16編)。
角川ホラー文庫版解説=北野勇作/新装版解説=朝宮運河も収録。

2025.07.16発売
原子爆弾〈新装改訂版〉 核分裂の発見から、マンハッタン計画、投下まで
ブルーバックス
凄まじい破壊力はどこから生まれるのか?
終戦80年、ロングセラーの最新決定版。
核分裂の発見から原爆投下まで、わずか6年8ヵ月──。
物理学の探究はなぜ、核兵器の開発へと変質したのか?
「永遠不変」と信じられていた原子核が、実は分裂する。
しかも、莫大なエネルギーを放出しながら──。
1938年にこの事実がわかった瞬間から、おぞましい兵器の誕生は運命づけられていたのだろうか。
物質の根源を探究し、原子と原子核をめぐる謎を解き明かすため、切磋琢磨しながら奔走する日・米・欧の科学者たち。
多数のノーベル賞受賞者を含む人類の叡智はなぜ、究極の「一瞬無差別大量殺戮」兵器を生み出してしまったのか。
近代物理学の輝かしい発展と表裏をなす原爆の開発・製造過程を、予備知識なしでも理解できるよう詳しく解説する。
〈原子爆弾はなぜ、同じ国の二つの都市に投下されなければならなかったのか?
世界唯一の被爆国である日本は、たとえ明快な答えが得られなくとも、これらの疑問を永遠に問い続け、世界に訴え続ける責務を負っている。原爆投下の事実は、決して歴史上の過去の出来事として片付けるわけにはいかないからである──。(「はじめに」より)〉

2025.07.16発売
頭がわるくて悪くて悪い
文芸(単行本)
「宇宙人を殺すのはなんの犯罪にもあたらねえんだよ」
人間社会に溶け込み、悪事を働いている宇宙人を駆除すれば一晩で15万円。簡単なお仕事だといわれ、人生に行き詰った三浦馬連と山井考直は宇宙人の隠れ家をタタきに向かう。脱法ドラッグ、裏切りの裏切り……人はみんな思い込みで生まれて、勘違いで死んでいく。
日本語ドーピングの新鋭が描く、この世界の不条理=馬鹿馬鹿しさ。

2025.07.16発売
或る集落の●
文芸(単行本)
あの家のわらしは、膨れで死ぬぞ。
――P集落に暮らす姉を訪ねた「私」が、土地神《べら》を祀る小さな社に毎日お参りをする姉の様子がおかしいことに気づく「べらの社」。山から集落におりてくる”人ならざるもの”を描いた「うず山の猿」「がんべの兄弟」。尊い《まる》の声を聞くためだけに、幼い子供が山の社にひとり閉じ込められる奇妙な因習「まるの童子」。さらに「密室の獣」「天神がえり」「拡散にいたる病」を加えた7編からなる連作短編集。
話題の伏線回収ホラー『撮ってはいけない家』著者の最新作。
今、振り向いてはいけない。

2025.07.16発売
えほん学校の怪談 トイレの花子さん・かくれんぼ
講談社の絵本
子どもたちにとっても最も身近な「学校」に伝わる怖い話を紹介する講談社KK文庫の「学校の怪談」シリーズは、1990年から2014年にかけて27作が刊行され、累計290万部の大ベストセラーとなりました。
その絵を手掛けた鬼才・楢喜八の描きおろしで、「絵本版・学校の怪談」を刊行します!
「トイレの花子さん」と「かくれんぼ」、前からも後ろからも読める短編絵本2本と、学級新聞風の付録ページ入り。」

2025.07.16発売
ディズニープリンセス おけしょうごっこ えほん
かわいいコンパクトとディズニープリンセスの絵本がいっしょになった「おけしょうセット」の絵本。
お話を読んで、ディズニープリンセスたちといっしょに、
自分らしいおけしょうごっこ遊びをしましょ!