投げ縄 秀

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電子あり

投げ縄 秀

ナゲナワヒデ

講談社文庫

清元の師匠・お駒の妾の子として、父親の愛情を知らずに育った秀之助は、幼い頃から「縄」をおもちゃ代りに親しみ、「投げ縄秀」と異名をとるほどの名人となった。母親譲りの美声と男前な風貌で、清元の芸人としても人気者となり、お駒の一番弟子のお光と新世帯を持ち、幸せな日々を送るようになる。やがて、江戸の町に次々と起こる怪事件を、得意の早縄で解決した功により、一介の町人が武士に取りたてられ、生活が一変してゆく。江戸末期から維新の動乱期を経て、明治大正昭和の三代を、きびしい芸道の世界に身をおきながら、「縄」を心の支えに生きた芸人の、心情と波瀾の人生を描いた、傑作長編小説。


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書誌情報

紙版

発売日

1973年11月15日

ISBN

9784061116887

判型

新書

価格

定価:638円(本体580円)

ページ数

401ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2021年11月05日

JDCN

06A0000000000307085T

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