黒水仙の夫人

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電子あり

黒水仙の夫人

クロスイセンノフジン

講談社文庫

小説家・土岐亮は、仕事の疲れをいやすため、不意に思い立って京都を旅した。紅葉した東山の辺りから南禅寺へ向ったある日の午後、山門に佇む哀愁をおびた美貌の人妻・理恵に出会い、その魅力のとりことなった。その象牙色に冴えて冷たい光沢を放つ肌との肉体の会話に、土岐の炎が激しく燃えた。一方、理恵と4つ違いの腹違いの娘・暁子も、若さの魅力を武器に、土岐との情事に身を灼くのだった。熱く燃え沸る官能の炎、激しく求め合う水底の叫び、華麗な情事の構図と愛欲の翳りに、鮮烈な性の深奥をえぐる傑作「黒水仙の夫人」のほかに、「女の恥辱」「もの言わぬ官能」など4編を収録。


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書誌情報

紙版

発売日

1973年11月20日

ISBN

9784061116900

判型

新書

価格

定価:418円(本体380円)

ページ数

241ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2021年10月01日

JDCN

06A0000000000307869A

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