お菓子の家の魔女

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電子あり

お菓子の家の魔女

オカシノイエノマジョ

講談社文庫

芥川賞作家から官能小説作家へと進んだ大ベテランの、妖美異色の伝奇趣味溢れる短編集ーー妻がお菓子を焼いている間に、男はその会に出席したのだった。4人の驕慢な女性たちの白いお尻が、タイツからハート型に露出して輝いている。男は苦しかった。全く自由を奪われて肉体をもてあそばれているのは、えもいえず快よい。(「お菓子の家の魔女」)…鞍馬の山に鬼が出た、という噂が京にひろまった。雪が消えて炭焼小屋に戻ってきた木こりが、小屋の中に恐ろしいものを見た。髪も髯もぼうぼうとのばしたすさまじい男が、人間らしいものをしっかとかかえこみ、股からむさぼり喰っていた、というのである。(「姫君を喰う話」)…など4編。


ⒸKOICHIRO UNO

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書誌情報

紙版

発売日

1975年01月22日

ISBN

9784061117587

判型

新書

価格

定価:528円(本体480円)

ページ数

250ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2021年07月30日

JDCN

06A0000000000273396S

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