小次郎と武蔵の間

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小次郎と武蔵の間

コジロウトムサシノマ

講談社文庫

佐々木小次郎が宮本武蔵に敗死した後、豊前細川家では長い間、兵法者を召し抱えていない。藩主・忠利が、小次郎の死を哀惜したからに外ならぬ。10数年後に、その忠利が見出したのは、二階堂流の松山主水であった。知行800石で召し抱えられた主水は、軽捷無類、魔法としか思えぬ剣の妙手であった。忠利は、小次郎と流祖を同じくする主水を寵愛した。肥後に国替えになった細川家で、やがて忠利と父・忠興の間に、新旧の相剋が起こる。忠興の家来が主水に辱しめられた事件は、火に油をそそぐ結果となり、「主水、討つべし」と忠興は激昂するのである。武芸者の意気地を描く「小次郎と武蔵の間」ほか8篇。


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書誌情報

紙版

発売日

1976年01月08日

ISBN

9784061117846

判型

新書

価格

定価:572円(本体520円)

ページ数

252ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2021年10月08日

JDCN

06A0000000000308836Q

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