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光の肌
ヒカリノハダ

晴海埠頭で1台の自動車が引き揚げられたが、運転者の死体は出てこなかった……。Mデパートの店員・野上美樹子は、妊娠処置のことを、銀座のクラブに勤める友人に相談した。そのとき、英会話と車の運転ができる美樹子に、ある会社の秘書にならないかとの話がでた。そして美樹子は、大竹通産の専務秘書になった。高価なドレスや和服を着せられ、高級レストランや料亭につれ歩かれた。数か月後のある夜、大竹通産の社運をかけた取引がおこなわれた。相手は、東南アジアのQ国使節団。座には芸者もきて賑やかだったが、代表格の男は、美樹子にしか関心を示さなかった。その数日後……。
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書誌情報
紙版
発売日
1977年09月02日
ISBN
9784061118362
判型
新書
価格
定価:528円(本体480円)
ページ数
217ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2022年03月18日
JDCN
06A0000000000346664T