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江戸の暴れん坊
ネドノアバレンボウ

鳶太郎は旅に出た。「蛮社の獄」で身辺に危険が迫ったので、崋山・長英らのすすめで、しばらく難を避けようと、家督を弟にゆずり、住みなれた江戸をあとにした。両国の骨つぎ・名倉の門弟を名乗り、股旅姿の身軽なひとり旅……のつもりであった。
高輪の大木戸を出ると、鳶太郎を待ちうけていたのが、年の頃なら19かはたち、ひどくあか抜けのしたお侠な下町っ子・お夏、次いで六郷の渡しで供に加わったのが、度胸と足が自慢の木更津屋佐平。さて、三人旅の行手に次々起こる剣難女難。鮮やかな鳶太郎の秘剣が舞って、胸のすくような、山手文学十八番の娯楽大作!
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書誌情報
紙版
発売日
1978年04月20日
ISBN
9784061118492
判型
新書
価格
定価:572円(本体520円)
ページ数
252ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2021年08月27日
JDCN
06A0000000000303605O