フランス語のすすめ

フランス語のすすめ

フランスゴノススメ

講談社現代新書

私たちは日常生活の中でずいぶんたくさんのフランス語をそれと知らずに使っている。著者は、そうした耳なれたフランス語を手がかりにして、発音のしかた、冠詞、形容詞、動詞の活用など初歩から抵抗なく覚えられるようにさまざまな工夫をこらして、初学の読者を導いていく。気軽に楽しみながら学べるエスプリに富んだ入門書。

フランス語はむずかしくない――たしかにフランス語には独特の発音がありますが、ローマ字で書かれた日本語を発音する気持ちで、アクセントをつけずに発音すればいいのですから、発音の点では、英語とは比較にならないほどやさしいのです。つぎに、冠詞や形容詞ですが、これらは帽子かアクセサリー程度と思って、あっさり覚えればいいのです。問題は動詞ですが、動詞の活用を棒暗記するくらいうんざりさせられることはありません。それよりか、身近なことでよく使われる形、つまり「あなた」と「わたし」の間のことだけしっかり覚える方がいいのです。――本書「まえがき」より


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目次

●日本語になったフランス語
●フランス語と英語の仲
●ローマ字のつもりで
●アクセントのないフランス語
●人間なみに性のあるフランス語
●いろいろな帽子
●まず存在し所有する
●愛したり話したり
●おしゃべりのじょうずへた
●こんなときにはこういえばいい

書誌情報

紙版

発売日

1964年09月16日

ISBN

9784061154179

判型

新書

価格

定価:748円(本体680円)

通巻番号

17

ページ数

225ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介