
英語の新しい学び方 なぜ日本人は上達しないか
エイゴノアタラシイマナビカタ
- 著: 松本 亨

英語上達のひけつは、なりよりも英語で考えること。日本語に訳すことはひとつの技術にすぎない。訳すまえに、英語で考え、感じること、これがたいせつである。本書は、英語教育の第一人者が、豊富な現場体験をもとに、なぜ日本人は英語が苦手か、その原因をつきとめ、真に力のつく英語学習法を、楽しく手ほどきする必読の入門書である。
英語で考える〈こつ〉電話が鳴ったら、The telephone.と思います。さもなければ、Oh the phone''s ringing.と思います。おなかがすいたら、Food.を想像します。あるいは、Oh I''m starved.といいます。「仕事をしようか、野球を見ようか」と悩むなら、ついでに、Shall I work or shall I watch the ball game?といってみます。英語で考えるチャンスは無限にあります。「考える英語」のおもしろさは、decideすることにあります。すくなくとも1日に1回は、なにかひとつ英語でponderしてdecideする習慣をつけていただきたいのです。――本書より
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目次
●日本人の英語
●1時間に30通の英文手紙
●会話上達のために
●なぜ日本人は上達しないか
●英語を日本語に訳すな
●単語の覚え方
●「逆辞典」の効用
●字を見るな、語を見よ
●きまり文句は理屈ぬき
●直訳で英語は書けない
●英語で考える法
●会話のひけつ
●ヒヤリング上達法
書誌情報
紙版
発売日
1965年08月16日
ISBN
9784061154520
判型
新書
価格
定価:726円(本体660円)
通巻番号
52
ページ数
206ページ
シリーズ
講談社現代新書