文化人類学の世界 人間の鏡

文化人類学の世界 人間の鏡

ブンカジンルイガクノセカイニンゲンノカガミ

講談社現代新書

文化人類学は人間諸科学を統合する新しい〈人間学〉として注目されている。しかし、未開社会の奇妙な習慣や親族関係や古ぼけた陶片などを調べて、人間に関するどんな新しいことがわかるというのだろうか。本書は、アメリカ人類学界の第一人者が、そんな疑問に豊富な実例をもって答えながら、人間を写す鏡としての人類学の魅力と考え方を楽しくかつあますところなく描きだした定評ある入門書である。


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目次

●人類学とは何か
 奇習と土器と頭骨と/人間の学として/人類学のめざすもの
●奇妙な習慣
 文化とはなにか/暗黙のテーマ/文化は民族によってなぜちがうか
●人類
 現代の神話/人間はみな雑種/文化は混血地帯に爆発する
●言語と人間
 言葉は何を明かすか/「同じ言葉」は「同じ仲間」/言語そのものの哲学
●文化と性格
 習慣の層のつくる建築物/人間性はどうして形づくられるか/学習と性格形成

書誌情報

紙版

発売日

1971年07月21日

ISBN

9784061156555

判型

新書

価格

定価:748円(本体680円)

通巻番号

255

ページ数

229ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介