地図の歴史 日本篇

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地図の歴史 日本篇

チズノレキシニホンヘン

講談社現代新書

地図とは未知の土地への探険行為の所産であり、いわば人間の歴史、人間に共通の言語でもある。ワクワクあるいはジパング──それは、異国にあってやはり世界踏破をめざした人びとが、憧憬の念をこめて名づけた東洋の島、日本の呼称である。西洋の地図に日本はどのように登場していったか。また日本人は、この列島の姿をどう認識していたか。本書は、遠く大化改新からの田図にはじまり、鎖国下の江戸に花開いたわが国の地図文化の跡を辿りながらそこに生きた人間のありようと、その息吹を伝える好著である。


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目次

第1章 古代および中世の地図
第2章 近世初頭の世界図の発達
第3章 鎖国下の江戸時代の地図
第4章 蘭学と世界図
第5章 伊能忠敬の実測日本図の完成
第6章 北辺地方の探険と地図の発達
第7章 ヨーロッパの地図にあらわれた日本図の変遷
第8章 明治以降における近代地図の発達

書誌情報

紙版

発売日

1974年11月28日

ISBN

9784061157699

判型

新書

価格

定価:814円(本体740円)

通巻番号

369

ページ数

188ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介

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