日本語のこころ

日本語のこころ

ニホンゴノココロ

講談社現代新書

ローマ人が「法」を平等原理とし、キリスト教徒が、「神の前の平等」を築いたとすれば、日本人の平等原理は「和歌」であった。「万葉集」の作者が、兵士・農民から天皇まで、あらゆる階層のみならず、帰化人まで含んでいることが、これを如実に示している。和歌をよくすること、つまり日本語の真髄を体得することで、日本人のアイデンティティは形づくられた。本書は、日本人にとって日本語がもつ独特な意味を、他言語・他民族との比較、和語と漢語の対照など、縦横の引例・傍証で明らかにした注目の労作。


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目次

・大和言葉と外来語
・茂吉のグレイトネス
・和歌の前の平等
・「歌の父」なる帰化人
・外来語のはいり方
・言語の前の不平等
・スチーブンソンと三島由紀夫の辞世
・海の記憶・日本人とゲルマン人
・国語教育と外国語教育
・タテ系としての和歌の伝統

書誌情報

紙版

発売日

1974年10月29日

ISBN

9784061157729

判型

新書

価格

定価:770円(本体700円)

通巻番号

372

ページ数

213ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介