
生物はなぜ進化したか 現代進化論の盲点をつく
セイブツハナゼシンカシタカゲンダイシンカロンノモウテンヲツク

なぜ魚が人類にまで進化したのか?
《生物はなぜ陸に上がったのか?》
4億年前の大陸上昇期、海の陸化にともなって陸にとり残された
《陸に上がった生物はどうしたか?》
まず乾燥に耐え、悪化する気候変化に耐えねばならなかった
《進化の方向とは?》
環境に対する適応力の増大の方向こそ進化の方向である
《人類出現の時》
寒暖の差が最も激化し氷河時代が到来した時、猿は樹から降りた……
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目次
1 生物30億年の歩み
1.生物界の多様性と段階性
2.水中の生活
3.水中から陸上へ
2 進化説の展望とその盲点
1.ラマルク以前
2.ラマルク説(ラマルキズム)
3.ダーウィン説(ダーウィニズム)
4.隔離説
5.新ダーウィン説(ネオダーウィニズム)
6.新ラマルク説(ネオラマルキズム)と定向進化説
7.総合説
8.諸進化説は向上化を説明できるか
9.進化説における2つの立場
10.自然淘汰と進化
11.遺伝子優先か形質優先か
12.獲得形質の遺伝と進化
13.進化説の盲点
3 生長遅滞説
1.進化と環境の変遷
2.環境の変遷と形態の変遷
3.太原炭田における植物の変化
4.生長遅滞と環境変遷
5.地質時代の環境の変遷
6.年較差漸増の古気候と生物の進化
7.なぜ人間にまで進化したか
8.将来への課題
書誌情報
紙版
発売日
1979年01月24日
ISBN
9784061179745
判型
新書
価格
定価:833円(本体757円)
通巻番号
374
ページ数
258ページ
シリーズ
ブルーバックス
著者紹介
装画: 渡辺 冨士雄(ワタナベ フジオ)