生命の化学

生命の化学

セイメイノカガクゲンダイセイブツガクノキソ

ブルーバックス

目まぐるしく変わる現代生化学
近ごろ、遺伝子工学の実用化が急速になされ、細菌やイーストに人間のタンパク質――インターフェロンや各種ホルモンを合成できるようになった。これは分子生物学の進歩の応用である。
しかし分子生物学は、生命の化学、すなわち生化学の基礎と技術を背景にして成立している。本書は生化学入門であって、かなり最新の知見まで盛り込んである。(訳者あとがきより)


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目次

序 生化学は「世界」を語りはじめた
1 生化学の目的、生化学者の夢
2 生化学への道――有機化学の基礎
3 生化学への道――有機化学から生化学へ
4 生体内の主役――巨大分子
5 細胞はなにからでき、どう維持されるか
6 生体内での酵素のはたらき
7 代謝経路――生体内の化学反応
8 細胞内のエネルギー通貨――ATP
9 生体内のエネルギー源
10 生体内の物質合成メカニズム
11 タンパク質と核酸の合成
12 細胞機能をコントロールする
13 細胞の活動――筋収縮と神経系
14 生化学の統一性を求めて

書誌情報

紙版

発売日

1981年11月18日

ISBN

9784061180826

判型

新書

価格

定価:1,034円(本体940円)

通巻番号

482

ページ数

262ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介