
老化はなぜおこるか
ロウカハナゼオコルカワカサヲウシナワセルメカニズム

「不老」の可能性を探る
人間が歳をとると病気にかかりやすくなったり、骨がもろくなったり、身体が硬くなったり、皮膚がたるんだりして、やがて寿命がつきて死んでいくのが当り前だと誰もが考えている。一方で人間は古くから「不老不死」の薬を探し求めてきた。本書ではミクロの視点から歳をとると人間の身体にどんな変化がおきるのか、特に結合組織がどのようにして老化していくのかを探り、いつまでも若々しい身体を保つ可能性を求めている。結合組織、コラーゲン、クロスリンク等耳慣れない用語も、軽妙な文章でわかりやすく解説し、化学が苦手な人にも抵抗なく読める第1線研究レポート。
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目次
1 からだの寿命と細胞の寿命
2 細胞の寿命の分子生物学
3 人間の老化と病気
4 結合組織の老化とコラーゲン
5 クロスリンク3段階説
6 老化を招く化学反応
7 脳と眼の老化
8 老化を防ぐ法
書誌情報
紙版
発売日
1984年09月18日
ISBN
9784061181786
判型
新書
価格
定価:726円(本体660円)
通巻番号
578
ページ数
172ページ
シリーズ
ブルーバックス