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火の舞い(上)
ヒノマイジョウ

若狭の山村に祖母とつましく暮らしていた村瀬ふくが、男女の仲にうるさい田舎をあとに、京都の町へ出たのが19歳の秋。多情の血を継ぐふくは、勤め先の工場で出会った初めての男・田島の子を宿すが、それを知った田島は突然、姿をくらます。やむなく腹の子を堕ろし、呑み屋、ホテルの女中を転々とし、男遍歴を重ねるふく。そして偶然にも田島に再会したふくは、幸福な結婚を夢見るのだが‥‥。男たちへの愛に命を賭けた女の哀しい半生を描く。〈上下全二巻〉
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書誌情報
紙版
発売日
1980年02月12日
ISBN
9784061316102
判型
A6
価格
定価:484円(本体440円)
ページ数
321ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年08月23日
JDCN
06A0000000000070672V