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でんしゃに のろう
デンシャニノロウ

『でんしゃに のろう』は子どもたちに大人気の「電車」や、「駅」がテーマの、遊び絵本です。2012年2月に刊行された、前作の『しょうがっこうへ いこう』は、小学校の1日の生活を、探し絵や間違い探しなど、楽しい遊びのページを交えながら教えてくれる絵本で、すでに4刷1万2千部に到達しています。本作は、その「鉄道版」というべきもので、遠方からやってきたおじいちゃんを、孫の主人公が迎えに行く、という設定で、ストーリーが進みます。電車の乗り方、駅にある施設、駅や電車でのマナーなどが物語の中に組み込まれているので、ストーリーを追いながら電車や駅についての知識が身につきます。また、単なる紹介だけで終わらず、前作同様に、迷路や記憶力クイズ、数の単位を選ぶクイズ、間違い探しなど、遊びが満載です。
作者は、『ルドルフとイッパイアッテナ』などの作品で、人気のある児童文学作家の斉藤洋氏。短くまとめながらもユーモアあふれる文章は、読みやすく、思わずクスリとさせられます。絵を担当する田中六大氏は、かわいい中に独特なおかしさを持つ不思議なタッチの絵本作家。細かく書かれた間違い探しや、探し絵クイズは、見ているだけでも楽しめます。乗り物好きの子どもはもちろん、楽しい遊びがたくさん入っているので、さまざまな子どもに読んでほしい1冊です。 (4さい~・総かな)
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書誌情報
紙版
発売日
2013年10月01日
ISBN
9784061325548
判型
AB
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
36ページ
シリーズ
講談社の創作絵本
著者紹介
斉藤洋 1952年東京に生まれる。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフとともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少文学賞を受賞。作品に『ペンギン』シリーズ『ドルオーテ』『ルーディーボール』『おまえだ! とカピバラはいった』(以上は講談社)『ベンガル虎の少年は・・・』(あかね書房)『ジーク』『白弧魔記』(偕成社)『影の迷宮』『消える人たち』(小峰書店)『風力鉄道に乗って』『空中メリーゴーランド』(理論社)など多数。
多摩美術大学大学院修了。漫画家・イラストレーター。挿画に『ひらけ!なんきんまめ』(小峰書店)、『音楽室の日曜日』『理科室の日曜日』『図書室の日曜日』(作・村上しいこ/講談社)、絵本に『だいくのたこ8さん』『ひらがなのおけいこ絵本』(くもん出版)、『ねこやのみいちゃん』(作・竹下文子/教育画劇)、『しょうがっこうへいこう』(作・斉藤洋/講談社)『でんせつの いきものを さがせ! ネッシー・ツチノコ・カッパはどこだ?』(講談社)。