
改訂新版物性物理の世界 電子の素顔から極限物性まで
カイテイシンパンブッセイブツリノセカイデンシノスガオカラキョクゲンブッセイマデ

電子が描く新しい物質像
それは、1つの疑問から始まった――電子は粒子である。しかし、波でもある。この矛盾をどう理解すればよいのか!?ミクロ世界のこの謎を量子力学は鮮やかに解明した。それ以後、物質はなぜ三態(固体・液体・気体)をとるのか、くぎはなぜ磁石にひっつくのかなどの素朴な疑問や、半導体のメカニズム、極限状態での物質の姿の秘密などが統一的に理解され始めた……。現代のハイテクを支えるは、量子力学の成果を踏まえて、どのような物質観を展開するのか。その基礎理論から最前線の姿までを卓抜な比喩を用いながら平易に紹介する。
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目次
1章 奇妙な電子
2章 原子のデッサン
3章 寄り添う原子
4章 物質の構造
5章 半導体の世界
6章 磁性の謎
7章 温度とエントロピー
8章 極低温の世界
9章 物性物理学の進展
書誌情報
紙版
発売日
1986年01月20日
ISBN
9784061326330
判型
新書
価格
定価:812円(本体738円)
通巻番号
633
ページ数
256ページ
シリーズ
ブルーバックス
著者紹介
装丁: プラスビー(プラスビ-)