
脳から心を読む あるブレイン・ストーリー
ノウカラココロヲヨムアルブレイン・ストーリー

「脳と心の時代」が始まった!
人間と他の動物を区別している精神活動は、神秘なものとして長い間、自然科学の対象になりにくかった。しかし、分子生物学の発展や、ポジトロンCTなどの新しい装置の進歩によって、脳の活動が分子レベルで具体的にとらえられるようになり、いまや“心を視る”ことが可能になりつつある。人間の知・情・意は、脳内神経のどのような活動に土台を置くのか、ストレス病・精神病はどのような物質的背景によるのかなど、始ったばかりの「脳と心の時代」の最前線を紹介する。
- 前巻
- 次巻
目次
1 心を生む脳
2 心に関係するA系神経
3 感情を起こす原始的な神経
4 進化した神経の活動
5 精神力を生む脳内小型たんぱく質
6 脳の異常は分子の異常
7 心の健康を保つために
8 脳の化学
書誌情報
紙版
発売日
1986年03月18日
ISBN
9784061326422
判型
新書
価格
定価:833円(本体757円)
通巻番号
642
ページ数
262ページ
シリーズ
ブルーバックス