
カオスとフラクタル 非線形の不思議
カオストフラクタルヒセンケイノフシギ

ニュートンの枠組を越えた新しい数学
今からほぼ10年前、「カオス」と「フラクタル」という言葉が相次いで誕生し、数学と科学の世界に大きなショックを与えた。
カオスのほうはすぐに興味を持つ研究者が続出した。一方フラクタルは、70年代の終りあたりから、物理・地理・建築・美術・哲学などの分野の人々の注目をあび、一躍話題の中心となった。
このカオスとフラクタルとはどんなものであろう。実は両者は密接な関係にあり、それを含めてわかりやすく解説したのが本書である。
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目次
1 非線形とは何か
2 個体群生態学での非線形とカオスの発見
3 カオスの物理・カオスの数理
4 工学および数値解析とカオス
5 カオスからフラクタルへ
6 カオスとフラクタル――今後の展望
書誌情報
紙版
発売日
1986年06月18日
ISBN
9784061326521
判型
新書
価格
定価:902円(本体820円)
通巻番号
652
ページ数
200ページ
シリーズ
ブルーバックス
著者紹介
装丁: プラスビー(プラスビ-)