
図解恐竜はどんな生物だったか その素顔と生活をさぐる
ズカイキョウリュウハドンナセイブツダッタカソノスガオトセイカツヲサグル
- 著: 福田 芳生

〈つまようじを持っていた暴君竜〉凶暴な肉食性恐竜チラノサウルスの極端に小さな前肢は、じつは歯のそうじに使われていた。
〈頭骨の厚さ20センチの石頭〉パキケハロサウルスは、頭をぶつけあって勝った者がニューリーダーになったというのは本当か?
〈イカを食べすぎて死んだ魚竜〉食べたイカのキチン質の鈎(かぎ)が消化管に詰まって死んだらしい魚竜の体内から出てきた鈎(かぎ)の数は、なんと47万8000個。
〈釣りざおを持っていた恐竜〉海辺で魚を獲っていたこの恐竜の名はタニストロフェウス。
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目次
1 マンテル医師とイグアノドン
2 1億年以前の魔の峡谷
3 イグアノドンの正体
4 最古の恐竜テコドント
5 恐竜のミイラ化石
6 恐竜の足の裏はどのような構造をしていたか
7 恐竜の骨細胞はなぜ哺乳類型なのか
8 恐竜のしっぽの腱
9 装甲恐竜のよろい
10 巨大な温度調節器をそなえた恐竜
11 チラノサウルスの前肢はなぜ異常に小さいのか
12 暴君竜チラノサウルスはなぜ絶滅したか
13 恐竜の歯ぎしり
14 腐った肉を食べた恐竜
15 恐竜の舌はどんな仕組をしていたか
16 皮膚から毒液を分泌して身を護った恐竜
17 恐竜の肉の味はどうだったか
18 恐竜の脳と感覚器
19 恐竜の血液と心臓
20 恐竜の胃石
21 恐竜は糞をどのように排泄したか
22 恐竜の糞化石
23 頭突きの名人パキケハロサウルス
24 トリケラトプスとチラノサウルスの死闘
25 装甲恐竜のしっぽ
26 ステゴサウルスの背中の突起
27 デイノニクスの犠牲になった哀れなテノントサウルス
28 好奇心が仇になったプロトケラトプス
29 恐竜の病気
30 恐竜は皮膚病に悩まされていた
31 日本の恐竜
32 恐竜の墓場は実在したか
33 人類が初めて手にした恐竜の卵
34 生命維持装置を完備した最古の有羊膜卵
35 恐竜の卵の構造
36 恐竜の絶滅と異常卵
37 化石探しの天才メアリー・アニング
38 ポシドニア頁岩の魚竜
39 魚竜の法医学
40 腸閉塞を起こした魚竜
41 魚竜は胎生であった
42 日本で発見された世界最古の魚竜
43 魚竜の進化
44 テドリ竜の故郷
45 凶暴なウミトカゲ竜と親切な女子大生の話
46 釣りの名人タニストロフェウス
47 カメに似て非なるものへノーダス
48 貝類を食べていた板歯類
49 毛に覆われた翼竜
50 潜水の達人ヘスペロルニス
書誌情報
紙版
発売日
1987年01月19日
ISBN
9784061326750
判型
新書
価格
定価:855円(本体777円)
通巻番号
675
ページ数
295ページ
シリーズ
ブルーバックス