
電池の科学 生物電池から太陽電池まで
デンチノカガクセイブツデンチカラタイヨウデンチマデ

それは思い違いから始まった!
電池は現代文明の隠れたる主役である。小は体内に埋めこまれた心臓ペースメーカー用の電源として、大は船を動かし宇宙船を制御するパワーをもつ。エレクトロニクス製品や情報産業は、電池の存在なくしては成りたたない。
200年前、イタリアのガルバニが2つの異なる金属が起こす発電作用を、動物電気と勘違いしたことをスタートにした電池は、今日、驚くべき能力とさまざまなスタイルをもつ“コードレス時代の旗手”に変身を遂げた。さて、それでは、この古くて新しい“ブラックボックス”の中では何が起っているのだろうか?
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目次
1 電池――静かなる力持ち――の誕生
2 電池の群像
3 “ブラックボックス”内の元素
4 電池とつきあうテクニック
5 未来社会のバイプレイヤーたち
書誌情報
紙版
発売日
1987年02月18日
ISBN
9784061326781
判型
新書
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
678
ページ数
235ページ
シリーズ
ブルーバックス