
ヒトのガンはなぜ生じるか 原因と発生のしくみを探る
ヒトノガンハナゼショウジルカゲンイントハッセイノシクミヲサグル

発ガンメカニズム探究の最前線からの報告
今日、ヒトの偶発ガン(自然発生ガン)の最大の原因としてタバコと食物・栄養が浮かび上がっている。タバコはともかく、食物・栄養という我々が生きるために最も必要なものが、なぜ、いかにして、ガンという最大の不利益をもたらすのだろうか?それにしても発ガン物質を大量に投与する動物実験を基礎にしたこれまでの思考パターンだけでは、ヒトのガンの原因は解明できないのではなかろうか。実験ガンはヒトの場合の職業ガンに対応するとしても、ヒトのガンの大部分をしめる偶発ガンには対応しないからである。
- 前巻
- 次巻
目次
1章 ヒトにガンを作る因子にはどんなものがあるか
2章 発ガン性をいかに説明するか
3章 発ガンメカニズム研究の新しい展開
4章 発ガンにおける活性酸素の役割
5章 ヒトのガンの原因は何か
6章 ヒトのガンの最大原因はタバコと食物・栄養
7章 ガンの原因は活性酸素か
8章 タバコと活性酸素
9章 食物・栄養と活性酸素
10章 発ガンと活性酸素の関わり
書誌情報
紙版
発売日
1987年04月16日
ISBN
9784061326842
判型
新書
価格
定価:876円(本体796円)
通巻番号
684
ページ数
335ページ
シリーズ
ブルーバックス