
量子力学の考え方
リョウシリキガクノカンガエカタソウタイセイリロンヨリオモシロイ
- 著: ジョン・ポーキングホーン ,
- 訳: 宮崎 忠

日常世界を根底で支える量子のふしぎな振る舞い
物理学者たちは、世界の揺るぎない根源を求めて、物質を“切り刻み”、原子、原子核、素粒子へとたどりついた。ところが、この極微の世界に分け入るや、様相はがぜん一変し、確かに見えていた物質世界像は大きく揺らぎはじめたのである。電子は波動であると同時に粒子であり、この粒子は、途中のスクリーンの2つの穴のどちらを通ってこちら側にきたのか判定できないなどという。20世紀の頭脳と言われたディラックに直接量子力学を学んだ著者が、その本質をズバリわかりやすく解説する「計算なき物理学書」。
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目次
1 難問
2 かくして物語は始まった
3 量子力学の道具立て
4 どちらの道を通ったか?
5 知れば知るほどわからなくなる
6 特定の値を取る
7 量子力学の非局所性
8 何を意味するのか?
書誌情報
紙版
発売日
1987年07月16日
ISBN
9784061326934
判型
新書
価格
定価:990円(本体900円)
通巻番号
693
ページ数
244ページ
シリーズ
ブルーバックス