
宇宙のはてを見る 180億光年の旅
ウチュウノハテヲミル180オクコウネンノタビ

宇宙のはては無。ムムムッ……?
「山のあなたの空遠く……」というが、その遠い空のはてを、どこまでもどこまでも行くと、宇宙のはてにたどりつく。落語の大家さんのいうように、そこは霧がかかっていて、その霧を突きぬけてさらに進むと、何もない無の世界がある……というのは本当だろうか? いま、現代天文学の理論と観測とは共に手をたずさえて、その180億光年先にある宇宙のはてを、我々の前に明らかにしようとしている。この宇宙は、180億年前に、何もない無の世界から生まれた……!?
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目次
0 空をどこまでも行くと
1 宇宙のはてが見えてきた
1.ハッブルの法則
2.クェーサーとは何か
3.ビッグバンの大爆発
4.宇宙のはてが見えてきた
5.見えない物質
6.宇宙のはてが意味するところ
2 宇宙をはかるものさし
1.宇宙は、ものさしではかれるか
2.ケプラーの法則
3.太陽系の広がり
4.ハーシェル宇宙と年周視差
5.恒星の距離を決める
6.銀河系の広がり
7.アンドロメダ銀河と銀河の世界
3 理論と観測の二人三脚
1.肉眼でできる観測
2.望遠鏡の発明
3.ニュートンの法則
4.写真で多くの星を
5.星の明るさの変化を正確に
6.天体のスペクトルは語る
7.高感度テレビカメラの有効性
8.巨大望遠鏡への期待
4 宇宙とは何か
1.古代人の宇宙
2.太陽は地球のまわりをまわる
3.恒星は変化する
4.銀河の中心は明るい
5.宇宙の広がり
6.霧のかなたを見る
7.広大な宇宙と私たち
書誌情報
紙版
発売日
1988年12月15日
ISBN
9784061327535
判型
新書
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
753
ページ数
228ページ
シリーズ
ブルーバックス