相対論のABC たった二つの原理ですべてがわかる

相対論のABC たった二つの原理ですべてがわかる

ソウタイロンノエービーシータッタフタツノゲンリデスベテガワカル

ブルーバックス

常識の壁を破ったアインシュタインと相対論の世界
相対論ほど、それを理解するための予備知識が少ない理論もめずらしい。相対論の考え方を理解するのに中学生以上の数学はいらない。物理の予備知識もほとんどいらない。基本となる原理は相対性原理と光速度不変の原理のたった2つだけである。この2つの原理の核心さえつかめば相対論はむずかしくない。
本書では、特殊相対論を中心に解説し、アインシュタインの生涯や科学と社会の関係についても考えた。(著者まえがきより)


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目次

1 相対性理論のまえぶれ
  1.アインシュタイン少年の夢
  2.ガリレイの相対性原理
  3.絶対空間・絶対時間
2 2つの原理がすべてを決める
  1.機は熟した
  2.2つの原理
3 時間の常識がくつがえる
  1.最大速度としての光速
  2.時間の遅れ
  3.同時刻の相対性
4 空間の収縮はなぜおこる
  1.ローレンツ収縮
  2.画期的な速度合成則
5 相対性理論のインパクト
  1.特殊から一般へ
  2.有名になったアインシュタイン
  3.素顔のアインシュタイン
  4.アインシュタインとナチス・ドイツ、そして国家
6 核エネルギーへの道
  1.相対論は力学を変えた
  2.質量とエネルギーの新しい関係
  3.アインシュタインと原水爆
7 アインシュタインと現代物理、そして社会
  1.量子力学とアインシュタイン
  2.一般相対論と統一場の理論
  3.アインシュタインと科学者と戦

書誌情報

紙版

発売日

1990年03月16日

ISBN

9784061328136

判型

新書

価格

定価:990円(本体900円)

通巻番号

813

ページ数

242ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介