
数学にどんどん強くなる 見方を変えると近道できる
スウガクニドンドンツヨクナルミカタヲカエルトチカミチデキル

突然、「わかった!」というヒラメキが体験できる
たとえば、「なぜ複素数に大小はないか」という問題を前にして、がむしゃらに解こうとする人、ちょっとさぐりを入れてみる人、手つかずの人、方針さえあれば、みんな正解です。「問題解決へのアプローチには、さまざまな思考の型、手法の型がある」と著者は考えているからです。
さて、その方針は21のキーポイントにそって、用意されたやさしい問題に接しながら読み進むうち、いろいろな考え方やアイディアに接し、自然に身につくと思います。
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目次
1 ヒントを上手に見つけだす
1.くじらの原理――極論を想像してみる
2.答えから考え始める
2 同じ形やパターンに着目する
3.対称性のつかいみち
4.似ている形から類推してみよう
5.同値と同型の考え方
3 反対の世界をさぐる
6.立場を変えれば新しいアイデアが生まれる
7.正があれば反がある
8.時には回避も有効だ
4 次元を動かす
9.次元を下げて手軽に扱う
10.次元を上げて高次からの解決を!
5 対象を整理する
11.計算を楽にする記号のありがたさ
12.「与えられた条件」という名の恐怖
13.ブレークダウンとは
6 対象の形を変える
14.小さくしてみよう
15.標準化の思想
16.分配の法則――その省エネ的発想
17.拡大化および一般化の原理
18.使っておいて後で精算
7 証明法――困ったときの3つの味方
19.背理法――命題が成立しないと仮定する
20.対遇法――問題をやさしく見せる術
21.数学的帰納法――無限の連鎖を扱う
書誌情報
紙版
発売日
1990年05月15日
ISBN
9784061328235
判型
新書
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
823
ページ数
188ページ
シリーズ
ブルーバックス
著者紹介
装丁: プラスM(プラスM)