
老化を防ぐ科学 人類の夢「不老」は可能か?
ロウカヲフセグカガクジンルイノユメフロウハカノウカ

「人間の老化」に挑む現代科学最前線
老化の研究のやりかたはいろいろです。まず、下等な生物を対象にした研究があります。(中略)一方では、人間を相手にして、何を食べれば老化しないとか、こうすれば若返るとかいう研究もたくさんあります。たいへん実際的ですが、今度は、現象が複雑すぎて解析が難しく、根拠がはっきりしないことになりがちです。
それで、この本は、できるだけ人間の老化にこだわり、しかも分子や細胞の知識をもとに、老化防止の方法を考えたり議論する立場をとっています。(本書「まえがき」より)
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目次
1 老化と寿命のなぞ
2 老化を防ぐ方法を探る その1 ――体全体の老化に対応して――
1.ヒト老化遺伝子を追いかける
2.タンパク質と糖の間でおこる反応(メイラード反応)と老化
3.活性酸素による老化
3 老化を防ぐ方法を探る その2 ――個々の器官の老化に対応して――
1.皮膚の老化を防ぐ
2.血管の老化を防ぐ
3.骨の老化を防ぐ
4.脳の老化を防ぐ
5.眼・歯・性機能の老化を防ぐ
4 まとめと展望 ――架空座談会――
書誌情報
紙版
発売日
1990年07月17日
ISBN
9784061328297
判型
新書
価格
定価:902円(本体820円)
通巻番号
829
ページ数
204ページ
シリーズ
ブルーバックス
著者紹介
装丁: プラスM(プラスM)