コンピュータ物理の世界 三体問題からカオス・ソリトンまで

コンピュータ物理の世界 三体問題からカオス・ソリトンまで

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ブルーバックス

●コンピュータ物理は、物理学の枠組を変えた
かのホーキング博士は、「コンピュータが理論物理の世界で人間にとって代わる日が来ることもありうる。理論物理学そのものはなくならないにしても、理論物理学者の終末の日は遠くないかもしれない」とケンブリッジ大学の初講義で述べている。
本書では、コンピュータ物理の発見が新しいパラダイムを開いた例として、カオスとソリトンなどを、物理学の従来の常識をくつがえした例として、熱の均一化と液体が冷えて固まるメカニズムなどを紹介した。そしていま、この新しい学問が何を明らかにしようとしているのか、その最前線をわかりやすく解説した。


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目次

第1章 シミュレーション時代
第2章 第三の物理学の誕生
第3章 物理学にコンピュータはなぜ必要か
第4章 コンピュータ物理の現況
第5章 コンピュータ物理の最前線

書誌情報

紙版

発売日

1990年12月17日

ISBN

9784061328495

判型

新書

価格

定価:705円(本体641円)

通巻番号

849

ページ数

216ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介