
わが輩は酵素である 生命を支える超能力者たち
ワガハイハコウソデアルセイメイヲササエルチョウノウリョクシャタチ

もしも酵素がなかったら――あなたは生きてますか?
「酵素入り」が、このところのトレンドだ。洗剤、歯ミガキ、薬……。
こうみると酵素とは何やら役にたつ添加剤のように思えるが、実は違うのである。
もしも酵素がなかったら、動物は一瞬たりとも生きていられず、植物は光合成をやめ、そして地上はゴミだらけ……。酵素は生命を支え、地球環境を守る“黒子”である。タンパク質の立体構造が演じる酵素の摩訶不思議な能力の数々を、“亀の甲”記号なしの一人称で、これからご紹介しよう。
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目次
1 わが輩なくして生命なし
2 酵素の不思議な超能力
3 わが輩の体の秘密教えます
4 わが輩も“管理社会”の一員
5 酵素の材料、酵素の“助っ人”
6 わが輩と健康とは深い仲(その1)
7 わが輩と健康とは深い仲(その2)
8 わが輩は毒にもなる
9 暮らしに役だつ酵素
10 人工の酵素をめざして
書誌情報
紙版
発売日
1991年02月18日
ISBN
9784061328587
判型
新書
価格
定価:946円(本体860円)
通巻番号
858
ページ数
218ページ
シリーズ
ブルーバックス
著者紹介
装丁: プラスM(プラスM)