記憶の大脳生理学

記憶の大脳生理学

キオクノダイノウセイリガクモノオボエヲヨクスルタメニ

ブルーバックス

歳をとると記憶がよくなる!?
「そんなバカな」と思う人もいるでしょう。たしかに肉体は衰えるかもしれません。しかし、脳科学的にみると、「感性」や「創造力」、そして「記憶」は年齢とともによくなるものなのです。「もの憶えが悪くなった」と嘆いている人は、むかし自分がものを憶えるのにどれだけ努力をしたかを忘れているにすぎません。歳をとると記憶ネットワークがはりめぐらされ、記憶の内容が高度化することが証明されているのです。


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目次

1 大脳生理学からみた記憶
2 記憶の世界は「大」から「小」へ
3 憶えられないことにはわけがある
4 記憶は脳の中で育つ
5 大脳は記憶のために発達した
6 記憶のあるところに創造あり

書誌情報

紙版

発売日

1991年05月16日

ISBN

9784061328723

判型

新書

価格

定価:790円(本体718円)

通巻番号

872

ページ数

218ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介