
「病は気から」の科学 Part2 精神力のすばらしさ!
ヤマイハキカラノカガクセイシンリョクノスバラシサ

ナポレオンはなぜ兵士4万人に匹敵したか?
「人は夢を失うと老いる」という言葉があります。たしかに私たちの精神の状態は、老化とか病の進行に大きな影響力をもっています。ガンのような難病でも、精神的な支えを与えられた患者には、はっきりと延命効果がみとめられるのです。またリューマチは、ガンバリ屋の女性が精神的ストレスに屈してしまったようなときに出やすいこともわかっています。このように、病気の発病や治癒に、精神力は大きな影響を与えていますが、それはまた、ナポレオンやマリー・アントワネットの例でもわかるように、人生そのものに決定的な役割を果たすのです……。
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目次
1 歴史を動かした「気と病(やまい)」
1.マリー・アントワネットの場合
2.エカテリーナ二世の場合
3.歴史を変えた遺伝病
4.ナポレオンの秘密
5.ウィルソン大統領の悲劇
6.ケネディ暗殺の余波
7.元首相の失語症
2 才能が花開くとき
1.突如として発現した天才
2.特異才能と脳の構造
3.右脳か左脳か
4.遺伝と成功
5.遺伝と風貌
3 病気が変わる!
1.人間が変える病原体
2.新しい病気がなぜ突然現われるのか
3.ガン体質はどこまで遺伝するか
4.ガン遺伝子とガン抑制遺伝子
5.精神の安定でガンを克服
4 人生のフィナーレ
1.寿命はどこまで延びるか
2.老化のメカニズム
3.ボケない老後
4.脳はどこまで修復できるか
5.リューマチは精神から?
6.肩こり、腰痛、神経痛も心から
7.人はいつ引退すべきか
書誌情報
紙版
発売日
1991年07月16日
ISBN
9784061328808
判型
新書
価格
定価:990円(本体900円)
通巻番号
880
ページ数
244ページ
シリーズ
ブルーバックス
著者紹介
装丁: プラスM(プラスM)