
橋のなんでも小事典
ハシノナンデモショウジテンマルキバシカラアカシオオハシマデ

身近で意外な橋たちの秘密
橋といえば錦帯橋(きんたいきょう)(山口県岩国市)を思い浮かべる人は多いでしょう。わが国の木組みの伝統を生かした名橋で、迫り持ちというユニークなアーチ構造によって、川の流れを大きくまたぐようになっています。しかし、この苦心の橋も完成後すぐに流失してしまいました。そこで当時の架橋技術者は、橋脚の石組みと川底の石張りに独自の工夫をこらしました。錦帯橋をその後300年も「不落の橋」とした秘密は、実は、石組みのつぎ目に鉛を流しこんだ戦艦のような橋脚と、一面に敷きつめた川底の石張りにあったのです……。
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目次
1 おしゃれな橋
2 橋たちの系譜
3 橋のサイエンス
4 空に驚異の4000メートル
5 橋はミステリアス
書誌情報
紙版
発売日
1991年08月12日
ISBN
9784061328815
判型
新書
価格
定価:876円(本体796円)
通巻番号
881
ページ数
234ページ
シリーズ
ブルーバックス