
電気とはなにか
デンキトハナニカミヂカナゲンショウカラトキアカス
- 著: 室岡 義広

マックスウェルの電磁理論に数式なしで挑戦!
電気がむずかしいとして敬遠されるのは、電気が見えないことに原因があるのかもしれない。しかし多くの電気現象は電子の振舞いとして、かなり視覚的に理解することができるし、イオンの振舞いを加えれば従来の電気現象はほとんど説明できる。さらにそれで説明のつかない半導体についても、ホール粒子の考え方を導き入れて解きあかすことができる。摩擦電気に始まり、コイルやコンデンサ、トランジスタは言うに及ばず、ファクシミリやCDの原理まで、身のまわりの「電気」を解きあかしてみよう。
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目次
1 電気についての考えの歩み
2 電気の源は電荷である
3 電気と似た者同士の磁気
4 電池と電気
5 直流と交流
6 電気抵抗とは
7 コンデンサとコイル
8 交流の抵抗(インピーダンス)と電気回路
9 真空管やトランジスタを含んだ電気回路
10 電波は情報伝達のパイオニア
11 小さな物質を観測する電子顕微鏡
12 マックスウェルの理論と電気現象
13 電気はなぜ高電圧にして送るか
14 最近注目されている電気の応用分野
書誌情報
紙版
発売日
1992年03月17日
ISBN
9784061329119
判型
新書
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
911
ページ数
244ページ
シリーズ
ブルーバックス