
サル学なんでも小事典
サルガクナンデモショウジテンヒトトハナニカヲシルタメニ
- 編: 京都大学霊長類研究所 ,
- 装丁: 芦澤 泰偉

サルたちは驚くほど人間に近いのです。
たとえば、ピグミーチンパンジーの“カンジ”君は人のしゃべる英語が理解できます。“DOG BITES SNAKE(犬がヘビにかみつく)”と言ってやると、カンジ君は犬のぬいぐるみをヘビのぬいぐるみにかみつかせます。ところが次に“SNAKE BITES DOG”と言ったところ、今度は、ヘビを犬にかみつかせたのです。人間が自分たちだけを特別な存在であるかのように思いこんでいたら、とんでもない間違いかも知れないのです…。
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目次
1 霊長類への招待
2 生きぬくための戦略
3 サルはどれほど賢いか
4 霊長類の来た道・ゆく末
書誌情報
紙版
発売日
1992年05月18日
ISBN
9784061329188
判型
新書
価格
定価:1,144円(本体1,040円)
通巻番号
918
ページ数
294ページ
シリーズ
ブルーバックス