
遺伝子治療とはなにか 不治の病いに挑む
イデンシチリョウトハナニカフチノヤマイニイドム

革命的な遺伝子治療――ここに始まる!!
1990年9月、ヒトの遺伝子治療の第1歩が米国で始まった。先天性代謝性疾患という、生まれながらの遺伝子の病気に試みられたものだ。しかしその後は、直接の遺伝的な病気ではないガンの治療などに対し、応用が急速に進もうとしている。遺伝子治療とは何なのか。それは、どのように開発され、また、人類の将来にどうかかわっていくのか。本書では、遺伝子治療の原点ともいうべき代謝性疾患を中心に、遺伝子治療の可能性を多角的に考える。
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目次
1 遺伝子治療の可能性
2 疾患候補の選定
3 遺伝性疾患の診断
4 遺伝性疾患治療の現状
5 遺伝子治療の準備段階
6 最先端からのレポート――動物実験
7 倫理および経済的な諸問題
8 遺伝子治療に対する連邦政府の見解
9 将来の展望
書誌情報
紙版
発売日
1992年06月17日
ISBN
9784061329232
判型
新書
価格
定価:1,034円(本体940円)
通巻番号
923
ページ数
270ページ
シリーズ
ブルーバックス