
ゲーテル・不完全性定理 “理性の限界”の発見
ゲーデル・フカンゼンセイテイリリセイノゲンカイノハッケン
- 著: 吉永 良正

ゲーデルの不完全性定理は中学生にもわかる!
「不完全性定理」の名は、数学ファンはいうにおよばず、20世紀の思想に少しでも興味のある方なら、理系、文系を問わず、だれもが1度は耳にしていることと思います。
しかし、「では、その内容は?」となると、大半の人があいまいにしか答えられないのではないでしょうか。「どうせ超難解な理論だろうから、わからなくて当たりまえ」と、はじめからあきらめている人もいるかもしれません。ところが、この定理の証明のアイデア自体は、いたってシンプルで明快なものであり、きちんと説明すれば中学生でも理解できるものなのです。本書では実際に、そのような説明を試みてみました。(本書「はじめに」より)
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目次
1 “数学の危機”がゲーデルを求めた
1.無限とは何か?
2.集合とは何か?
3.真理とは何か?
4.数学とは何か?
2 「不完全性定理」とは何か?
1.証明とは何か?
2.理性とは何か?
3.天才とは何か?
書誌情報
紙版
発売日
1992年12月15日
ISBN
9784061329478
判型
新書
価格
定価:1,144円(本体1,040円)
通巻番号
947
ページ数
294ページ
シリーズ
ブルーバックス