
バイオ食品の驚異 食卓を変える新技術
バイオショクヒンノキョウイショクタクヲカエルシンギジュツ

寒冷地シベリア、サハラ砂漠からも食糧が……。
遺伝子組換えで寒さに強いタバコができた。これが穀物に応用できれば、世界の食糧事情は一変するだろう。すでにフラスコ1本の人工種子が10haの種子畑に匹敵するし、新野菜も食卓を賑わしている。原料を入れると酒になって出てくるという、呑兵衛の夢がバイオリアクターにより実現。高価な朝鮮人参もその有効成分が生産され市販されている。マツタケ、シメジの人工栽培も後一歩。動物でも、有利なメスだけの量産、ホルスタインに和牛を産ませる技術、切身や刺身で食べられる大型ニジマスの作出に成功。私たちの食卓は大変革をとげつつある。
- 前巻
- 次巻
目次
第1章 従来型バイオ食品とニュー・バイオ
第2章 遺伝子組換えと細胞融合
第3章 組織培養、胚培養、葯培養
第4章 人工種子とマイクロチューブ
第5章 バイオリアクター 生物の反応を工場で
第6章 家畜、魚のバイオ トンビにタカを産ます
第7章 イネ、野菜、キノコのバイオ
第8章 バイオ食品は安全か?
書誌情報
紙版
発売日
1993年01月14日
ISBN
9784061329522
判型
新書
価格
定価:1,045円(本体950円)
通巻番号
952
ページ数
236ページ
シリーズ
ブルーバックス