マジックは科学

マジックは科学

マジックハカガクアリエナイコトヲゴウリテキニオコスホウホウ

ブルーバックス

「なぜこんなことができるのか」に答える
理屈に合わないことを、理屈に合ったやりかたで実現する。
奇術では、理屈では起こりえないはずの現象をもののみごとに実現して見せる。しかしそれは、観客の目から見て、いかにも不合理なことが起きているように「見えて」いるだけである。実際に起きていることはきちんと理屈に合った現象なのだ。ただし奇術師はさまざまな手段でその理屈を隠してしまう。その手段もまたきわめて理屈に合ったやり方である。一見、不合理に見える現象を起こす合理的な方法と、それを隠す手段の両方を、科学的な道筋をたどってお話しよう。


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目次

第1章 奇術は進化する
第2章 出たり消えたり変わったり
第3章 人体切断と浮揚術のふしぎ
第4章 超能力と奇術はここがちがう
第5章 奇術はトポロジーがお好き
第6章 奇術と技術の接点
第7章 マジシャンは心理学者

書誌情報

紙版

発売日

1993年11月16日

ISBN

9784061329911

判型

新書

価格

定価:1,144円(本体1,040円)

通巻番号

991

ページ数

302ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介