ポケットの中の赤ちゃん

ポケットの中の赤ちゃん

ポケットノナカノアカチャン

復刊しました!
みなさんの熱い思いで、ムーちゃんが帰ってきました。

なつ子のママのエプロンのポケットの中から出てきた、ムーという名まえの小さな小さな女の子。よるになると、なつ子をふしぎな国へつれていってくれます。
でも、それは、ママにはないしょ。ムーは、ほんきにしない人に見られると、消えてしまうんですって。

この「ポケットの中の赤ちゃん」は、“子どもの本の探偵”に、いちばん依頼の多かった、つまり、忘れられない、もう一度読みたいといった人がいちばん多かった本です。
お母さんのポケットから出てきた小さな女の子ムーちゃんを育てるという、子どもの皮膚感覚で描かれたこの物語を、読者であった子どもたちは忘れなかったのでした。いわば、子どもが守り、復活させたこの本を、いまの子どもたちもきっと楽しんでくれるでしょう。――赤木かん子(子どもの本評論家)


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書誌情報

紙版

発売日

1998年08月11日

ISBN

9784061335202

判型

A5

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

210ページ

シリーズ

児童文学創作シリーズ

著者紹介