よくある質問　立体化学入門

分子模型とパソコンで手を動かしながら立体化学を完全理解
IUPAC勧告に従った立体化学用語を全面採用

立体化学の勉強は、本を読むだけでは絶対に不十分です。立体化学では問題を常に3次元の世界で考える必要があります。しかし、本書に限らず、本の紙面は2次元の世界です。3次元の世界を2次元の枠の中で表現する工夫はいろいろありますが、それには限界があります。分子模型で実際に問題としている分子を組み立てながら勉強を進めるのが大切です。本書では、読者に参加して頂くために、例題と演習がたくさん用意されています。このうちの演習は、分子模型と分子モデリングのソフトウェアを使っての実習です。読むだけではなく、手を動かす、これが化学征服への王道です。――＜本書「Read Me はじめに読んで下さい」より＞

目次

第1章 なぜ立体化学を学ぶのか？
第2章 エナンチオ異性、シス‐トランス異性を学ぼう
第3章 立体化学画法と命名法
第4章 回転異性体を学ぼう
第5章 炭素鎖が環を巻くとどうなるか？
第6章 キラル軸、キラル面とは何か？
第7章 キラル化合物をもうちょっと深く学ぼう
第8章 糖類の立体化学
第9章 アミノ酸とタンパク質の立体化学
第10章 置換基と立体化学
第11章 置換反応の立体化学
第12章 付加反応の立体化学
第13章 脱離反応の立体化学
第14章 ペリ環状反応の立体化学
第15章 キラル化合物を手に入れる

書誌情報

紙版

• 発売日: 2007年11月17日
• ISBN: 9784061398085
• 判型: A5
• 価格: 定価：2,750円（本体2,500円）
• ページ数: 212ページ

著者紹介

著： 竹内　敬人（タケウチ　ヨシト）